導入事例
施工支援の現場に、確かな手応えと将来性を。
中村建設株式会社
- 所在地
- 静岡県浜松市
- ウェブサイト
- https://www.nakaken.co.jp/

導入背景
- 使用しているシステムの将来発展性に不安を感じるようになった
- SVG形式での写真撮影の非対応
- 積極的な開発姿勢とサポートへの期待
- SVG撮影での配筋マーカーによる効率化
現場を支える施工支援部
静岡県浜松市に本社を構える中村建設株式会社は、1955年の創立以来、地域に根ざした総合建設業として、建築・住宅・土木・環境・新エネルギーといった多岐にわたる分野で事業を展開してきました。現在、従業員数は219名。民間から官庁まで幅広い案件を手がける中で、現場を支える「施工支援部」が重要な役割を担っています。
施工支援部の原型は約20年前、建築本部の施工図内製担当の業務拡大から始まり、建築ソフト管理、ツールの導入・環境整備等を行うようになりました。5年前には建築系現場職員のバックオフィス支援も業務に加わり「施工支援グループ」として組織化、1年前に建築本部から発展的に独立し、品質・システム管理部署と統合して、全社的なバックオフィス支援を担う部署となりました。CAD図面の作成や帳票整理、黒板作成など、現場の業務を支える役割を担い、現在では社内でも欠かせない存在となっています。
展示会での出会いが導入のきっかけに
PRODOUGU導入のきっかけは、展示会でした。
工事写真撮影における電子工事黒板の事前作成を支援業務として、従来使用しているアプリで確立していましたが、実際の撮影現場において、電子マーカーの配置作業の効率化を図りたいという思いがありました。数年前から従来使用しているアプリに対して、SVG形式の電子マーカー機能の搭載を熱望しており、後発の現場管理アプリには新機能が続々とリリースされる中、なかなか対応が難しい状況でした。
そのような折、展示会で電子マーカー機能があり、SVG形式で保存できる、PRODOUGUのブースに立ち寄り、実際の操作画面や黒板作成の流れを見て、「これは使えるかもしれない。」と感じたことが、導入への第一歩となりました。
「その場で説明を受けて、実際に触ってみたら、操作性が良くて。何より開発側が現場の声を前向きに聞いてくれる姿勢が印象的でした。」
JPEG形式の壁とSVG形式の可能性
従来はJPEG形式であり、単一画像レイヤのため、黒板の挿入や電子マーカーが改ざんになる可能性がありました。しかし、令和5年のデジタル写真管理情報基準の改訂にあたり、SVG形式という黒板の差し替えや写真の改ざんにあたらない形式が明記されました。これは、電子マーカーの入力が写真本体と別のレイヤで管理可能になっているため、改ざんにはあたらないものとなっております。
実際のSVG形式使用に関しては事前協議が必要になるものの、電子黒板の撮影が楽になることが期待されております。様々な制約があるなか、多くの写真提出が必須となる公共工事に対して中村建設様ではこの機能の活用を期待されております。
柔軟に受け入れられた新しいアプリ
導入から半年が経過した現在、業務フローに大きな変化は見られていませんが、社内ではPRODOUGUが自然に受け入れられています。若手社員でもすぐに使える操作性があり、ベテラン社員も抵抗なく使えているため、教育面でもスムーズな運用が可能です。
「大きな変化はないですが、皆さん柔軟に受け入れてくれています。UIがわかりやすいので、慣れればすぐに使いこなせます」(山本様)
導入後のサポート体制も、PRODOUGUの評価を高める要因となっています。アップデートによる要望への対応や、担当者が何度も足を運んでくれる姿勢に安心感を持っています。
「要望を出すとすぐに検討してくれるし、なんと言っても担当営業のレスポンスの良さがありがたいです。現場の声を聞いてくれるというのは、導入後の満足度に直結しています。」
“PRODOUGUさえ持っていけば何とかなる”未来へ
中村建設では、今後のPRODOUGUに対してさらなる機能拡張を期待しています。特に施工支援部としては、黒板の一括作成機能のさらなる充実や他ツールとの連携による業務効率化を望んでいます。
「理想は、PRODOUGUさえ持っていけば現場で必要なことが全部できるような環境です。紙の図面を持ち歩かなくても済むようになれば、現場の働き方も大きく変わると思います。」
また、生成AIやCAD連携、測量機器との連携など、最先端技術への関心も高く、社内でも積極的に活用を進めています。CADを読める利点を最大限に活かし、図面解析や帳票自動生成など、次世代の建設業務支援に向けた取り組みが期待されています。
「今はまだ検証期間ですが、PRODOUGUには大きな可能性を感じています。現場の声を聞きながら、共に進化していけるアプリとして、これからに期待しています。」






