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サービス活用事例

ICTソフトメーカーのサービス。だから安心して任せられる。

株式会社桑原組

所在地
滋賀県高島市
会社規模
201~300名
ウェブサイト
https://kuwahara-group.com/

サービス活用背景

課題
  1. 3次元モデルを作成する時間が無い
  2. 3次元モデルを作成できる技術者が限られている
効果
  1. 3次元モデル作成の時間が要らない
  2. 遠隔でも専任のオペレーターが対応
  3. ICT活用工事であれば経費計上できる

長年ソフトを利用しているから、サービス利用もKENTEMに。

ICT施工に代わって、現場で感じる一番の効果は、丁張が要らなくなったこと。3次元設計データがあれば、確認もワンマンでできますし、出来形にしてもデータ処理が事務所でできるのが良いですよね。
i-Constructionが始まって間もなく、発注者指定型でICT活用工事を受注したのが、当社がICTに取り組んだきっかけです。当時、3次元設計データについては内製で対応したのですが、起工測量と3次元出来形計測については、レーザースキャナーも高価ですから、自社所有していませんでした。また、初めての事ですから自社での対応が難しいと判断し、建設システムに計測代行を依頼させてもらったのが最初にサービスを利用した経緯です。また、翌年度に受注したICT活用工事では、3次元設計データを作成する時間の確保が難しく、計測代行と合わせて3次元設計データ作成についても依頼させてもらいました。最初から建設システムに依頼させてもらっている理由は、当社は長年、建設システム製のソフトウェアを導入・活用していますし、ICT対応ソフトウェアのメーカーで、ICTのノウハウも豊富ですから。建設システムの3次元設計代行は、変更や調整が必要になっても、リモートで画面を見ながら打合せができるので非常に助かっています。
今では3次元設計データを自ら作成している技術者も数名出てきましたので、いずれは自社で内製化できるようにしていきたいと考えていますが、3次元設計代行と並行して内製化に向けて進めていければと思っています。(土木部部長 小林氏)

ICTならどこからでも施工ができる。これが大きな変化でした。

私が初めてICT活用工事を代理人として携わったのは、2020年度の河道掘削の現場で、翌2021年度も同じく河道掘削のICT活用工事を担当し、2年連続で河川工事においてICTに対応しました。ICTは丁張レスにより、作業員の手待ちが無くなることで、スムーズに施工を進められる点では施工面に対する効果を実感しました。逆にICTならではの注意点としては、施工を始めるためには、事前に3次元設計データを作成しておかなくてはなりませんが、3次元設計データを作成するために必要となる変更図面を、発注者から受渡ししてもらうのに時間が掛かり苦労しました。あと、河川の現場では、伐採してからの計測になりますが、当該現場は40万㎡と広範囲の現場でしたので、伐採に1か月程度の時間を要し、取り掛かるまでの準備も大変でした。2020年度の工事では、出水のため形状が変わり面管理での出来形評価が出来なかったので、翌年度の工事ではこの経験を活かして、予め面管理での出来形評価に加え、出水に備え自社提案により20m毎に、断面管理で基準高の出来形評価を実施しました。また、前年にICTを経験したことで、3次元設計データを建設システムに依頼するタイミングも予測が立てられるようになりましたし、いつ頃から出来形計測を行わなくてはならいないかなど、逆算して目途を立てられるようになり、前年の経験が大いに役に立っていると感じます。
ICTは設計が3次元化されることで丁張レスになり、どこからでも施工ができるようになったことが大きな変化ですね。例えば、今日は雨が降っているから水に近いところは触らないで他の施工を行おうといった対応も可能になります。また、可視化されますから下請け業者との打合せも分かりやすく合意形成を図ることが出来ました。今では会社でICT活用工事を年間6現場程受注していまして、3次元計測については内製化できるまでになりました。ゆくゆくは、3次元設計データ作成についても、内製化できるようになることが最終目標です。それまでは、建設システムの代行サービスを利用させてもらいます。(土木部 久米氏)

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