設計DXで建設業の業務効率化を実現!設計力をつけるDX化のメリットや注意点を詳しく解説
2023/12/28
近年、多くの業界でDX化が進められています。
建設業にもDX推進が求められており、徐々にAIツールやクラウドツール、BIMやCIMなどのツールの利用が増えてきました。
自社でDX化を進める場合、まず取り組むべき項目はデータ連携を踏まえた設計段階のDX化です。
今回は設計DXで具体的に取り組むべき内容やメリット、DX化の障害になりうる要素やDX化を進める際のポイントを解説します。
記事の後半では、設計DXに役立つツールの解説もするため、ぜひ参考にしてください。
建設DXの鍵になるのは
設計段階でのデータ連携
建設業のDX化を進める場合、重要な鍵になるのは設計段階でのDXです。
建設工事で大切なのは、設計段階でのコスト管理や計画の立案、準備によってその後のプロセスをスムーズに進めることです。
工事の内容は、設計図や施工図によって決まるため、設計時点で工事を進める際の注意点や懸念点を把握した設計が重要になります。
各工程でのデータ連携を実施したうえで設計業務に取り組むことができれば、施工中の工期の遅れや予算管理に役立つでしょう。
設計DXを進める
3つのメリット
設計DXの推進は、以下のメリットが受けられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
商品の品質向上や他社との差別化につながる
建設業の設計DXが実現すれば、商品の品質の向上や他社との差別化につながります。
データ連携によってクライアントや施工管理者、営業や販売担当と情報が共有できるようになれば、設計段階で自社製品に関するさまざまな情報を把握できるでしょう。
たとえばクライアントの要望だけ聞いて設計を進める方法と、施工管理や営業、販売担当の意見を聞きながらクライアントの悩みに寄り添った設計を進める方法では、完成する内容も変わってくるはずです。
実際に施工を担当する現場の声を聞きながら、コスト管理や人材確保ができれば、工期の遅れやトラブルを防ぐことができるでしょう。
商品の品質が向上すれば他社との差別化につながり売り上げにも貢献できるでしょう。
生産性が向上し会社の労働環境が改善できる
従来までのデータ連携ができていない状況で設計の詳細を決めてしまえば、設計段階で工事工程を考慮していない計画を立て、進捗の遅れやトラブルを発生させるリスクがありました。
設計者と施工管理者のデータ連携や情報交換がスムーズに進めば、人員の追加が必要な箇所や、設計段階で配慮する必要のある工程などを事前に把握できるということです。
BIMやCIMなどの3次元モデルを利用した情報共有ツールを活用すれば、設計業務自体の効率化にもつながります。
また労働環境が改善することで、会社全体のモチベーションの向上が期待できます。
工事全体の生産性が向上すれば、別の業務や作業に取り組めるようになるでしょう。
DX化推進によって会社のイメージが改善され人材確保につながる
設計DXに取り組むことは会社全体のイメージアップにつながります。
建設業は3K(きつい・汚い・危険)のイメージが従来から根強く残っており、新規人材の獲得が難しいという課題があります。
DX化が実現して業務効率化や労働環境が改善されれば、働き手にとって魅力的な要素になるでしょう。
設計DXを阻害する
3つの要因
設計DXを進める必要があることは、多くの企業が分かっている状況ですが、中小企業をはじめとしてDX化が進んでいない課題があります。
ここでは、設計DXを阻害している3つの要因を解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
データ連携システムを導入する予算やコスト
新しくシステムを導入する際の障害になりやすい要素は、既存システムとの連携の有無です。
新しいシステムへのデータ移行ができるか、既存システムを併用できるかなど、確認する際に時間やコストがかかるでしょう。
さらに、新しいシステムの導入にもコストがかかります。
DX化の知識が浅く、必要性を感じていない会社にとって無駄なコストと感じてしまうかもしれません。
システムを運用するIT・DX人材の不足
すべての業界で働き方改革やDX化が進められていることから、システムを運用するIT・DX人材が不足しています。
経済産業省委託事業の調査では2030年までのIT人材不足は以下のとおり進むと公表されています。
今後のDX推進で必要なのは、人材の確保よりも育成です。
最低限必要なIT・DX人材を確保したあとは、自社で人材を育成する考えを持つ必要があるでしょう。
新しい変化に消極的な考え方
DX化が進まない理由の一つには、経営者層をはじめとするDX化に関する知識や意欲の欠如が挙げられます。
新しい変化に消極的で、現状維持を目指す考えは、DX化を阻害しています。
DX化によって得られる未来を理解して、モチベーションを高める必要があるといえるでしょう。
建設業のDXを進めるための
重要な3つのポイント
DX化を進めるには、以下のポイントを押さえてください。
それぞれ詳しく解説します。
スモールスタートで徐々にDX化を進める
DX化を成功させるために大切なのは、いきなり一気に始めないことです。
DX化は長期視点で考える必要があり、現状の把握をした上で計画を立てることが重要です。
建設業がすぐに取り入れやすいDX化は、システム上のデータ連携や設計ツールの導入です。
ペーパーレス化を進めながら徐々に業務を効率化させることで、業務に支障を出すことなくDX推進できるでしょう。
DX人材の育成やノウハウを社内で共有する
DX化にともなって人材確保が求められますが、DX人材だけに業務を丸投げしないように注意してください。
スムーズなDX化を進めるには、主導者や教育者として活躍するIT人材やDX人材の確保は必須です。
市場競争に負けないよう、優秀な人材が働きたくなるような職場環境や報酬の準備をしておくのがおすすめです。
人材を確保したあとは、ノウハウを集めてマニュアル作成や社員全体へのDX知識の共有・教育を行いましょう。
設計DXを達成することで得られる未来を社内で統一する
DX化の最終目標は、社員全員がDXを使いこなしながらビジネスに貢献できる状態を作ることです。
DXに関する知識があれば、自社に合ったサービスや市場価値を満たすサービスを作り上げることができますし、建設業のイメージを刷新させて人材確保に貢献することも可能です。
働き方改革が順調に進めば、自社の課題の解決にも役立つかもしれません。
特に経営者層に対するDX化の重要性の理解を深め、会社全体が積極的にDX化を進められる仕組みを作りましょう。
設計DXを実現したい会社は
PRODOUGUがおすすめ
設計段階でのDX化やペーパーレス化を進めたい人におすすめなのがPRODOUGUです。
PRODOUGUは、設計図のデータ管理や施工写真の撮影・進捗の共有をクラウド上で管理できる、建築業向けの施工管理アプリです。
設計図や施工図の確認はもちろん、工事の進捗をそれぞれのパソコンやiPad、iPhoneで確認できるため、社内全体での情報共有に役立ちます。
まずは何か始めたいと考える人は、ぜひPRODOUGUを使って事務作業の効率化から始めてみてください。
まとめ
今回は建設業のDX化として設計DXのメリットや問題点、実施のポイントを解説しました。
設計DXで最初に取り組むべき内容は、データの連携や管理です。
従来は共有が難しかった各部署・工程の情報をデータ連携・共有することで、設計段階で全工程の管理や調整ができるようになります。
データ連携によって生産性の向上や業務効率化につながれば、会社としての売上向上や他社との差別化ができるでしょう。
建設業のデータ連携を検討している人は、PRODOUGUがおすすめです。
PRODOUGUを使って建設業の設計から施工までのすべての工程のデータ管理を実現しましょう。
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