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電子小黒板の特徴とは

電子小黒板の特徴とは|アプリを導入するメリット・選ぶ方法について徹底解説

2023/08/07

建築

「電子小黒板のアプリを利用するメリットは?」
「電子小黒板アプリを選ぶ方法は?」

上記のような疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
電子小黒板は、その名の通り電子化された工事黒板のことで、従来の工事写真撮影や帳簿の作成などがタブレット1台でできます。
非常に便利な電子小黒板ですが、さまざまなアプリに搭載されており、どれを選べばいいか迷うはずです。
そこで本記事では、電子小黒板の特徴を踏まえた上で、アプリを導入するメリットや選ぶ方法について解説します。
電子小黒板アプリについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご一読ください。

電子小黒板とは

電子小黒板は、従来の手書きの黒板に代わり、デジタルなタッチスクリーンを利用して情報の表示や入力を行うものです。
2017年2月1日国土交通省が直轄工事での電子小黒板の利用を認め、建設業界で導入されるようになりました。

デジタル工事写真の小黒板情報電子化は、受発注者双方の業務効率化を目的に、被写体画像の撮影と同時に工事写真における小黒板の記載情報の電子的記入及び工事写真の信憑性確認を行うことにより、現場撮影の省力化、写真整理の効率化、工事写真の改ざん防止を図る。

引用:国土交通省 デジタル工事写真の小黒板情報電子化について(参照 2023年8月7日)

スマートフォンやタブレットなどのアプリを活用して工事写真を撮影し、省力化や写真整理の効率化を図れます。

電子小黒板の仕組み

電子小黒板の仕組みについてですが、まず撮影した現場の工事写真にデジタルな黒板を挿入できます。
これまでは、現場の工事写真を撮影するのに、工事名や工種を記載した小黒板を用いて材料や工事場所と一緒に撮影するといった流れが一般的でした。
しかし、電子小黒板を利用すれば、タブレット上で小黒板が作成されるため、撮影することで工事写真に各種情報が紐づく仕組みとなっています。
撮影するたびに消し書きや小黒板を持ち運び、設置する必要がなくなるため、仮に一人で現場撮影を行うことになったとしても問題ありません。

電子小黒板アプリを利用するメリットとは

電子小黒板アプリを利用するメリットは、主に以下の通りです。

  • 工事写真の整理がしやすい
  • 工事写真の品質を担保できる
  • 撮影の省力化を実現できる

事前にメリットを理解しておけば、より電子小黒板アプリの魅力が知れるでしょう。
それでは、順番に解説します。

工事写真の整理がしやすい

電子小黒板アプリを利用するメリットの1つに、工事写真の整理がしやすい点が挙げられます。
電子小黒板を活用して工事写真を撮ると、写真データが自動で保存される仕組みです。
建設現場では、さまざまな工程や施工箇所の写真を撮影する必要がありますが、これらの写真を整理し管理するのは大変な作業です。
写真をプロジェクトや施工箇所ごとに整理することができ、キーワードやタグを付けることも可能です。さらに、アプリ内で写真を検索したり、日付や時刻で絞り込んだりすることもできます。
このように工事写真を電子的に管理することで、写真の検索や閲覧が容易になります。

工事写真の品質を担保できる

電子小黒板アプリを導入すると、工事写真の品質を担保できます。
仮に小黒板を用いて手書きで情報を書いていた場合、雨で文字が消えたり日光によって文字が白飛びしたりなどのリスクがあります。
電子小黒板アプリを活用すれば、アプリ上で黒板情報を画面に表示させるため、天候による影響を受けることがありません。
そのため、工事写真を綺麗に撮影できるでしょう。

撮影の省力化を実現できる

撮影の省力化を実現できる点も、電子小黒板のメリットです。
建設現場では、さまざまな工程や施工箇所の状況を記録するために写真を撮影する必要がありますが、これには時間と手間がかかります。
電子小黒板アプリを使用すると、スマートフォンやタブレットを利用して現場の写真を簡単に撮影することが可能です。
アプリ内で直接写真を保存し、プロジェクトや施工箇所ごとに整理することができます。
つまり、電子小黒板アプリを使用すると、撮影した写真と関連情報が一元化され、リアルタイムで共有・アクセスすることが可能です。

電子小黒板対応機器の種類

電子小黒板に対応している機器の種類は、主に以下の2つです。

  • アプリ
  • 専用端末

どちらもそれぞれ特徴やメリットなどがあり、理解しておくことで、自社に合ったものを選びやすくなるでしょう。
それでは、順番に解説します。

アプリ

電子小黒板アプリは、スマートフォンやタブレットなどにインストールして利用するタイプです。
すでに自社で端末を持っているのであれば、新たに端末を購入する手間がかからないため、初期投資が抑えられます。
また、撮影した写真や必要なデータなどを現場にいなくてもリアルタイムで確認できるため、情報共有のスピード性には優れているでしょう。

専用端末

専用端末とは、その名の通り、電子小黒板アプリ専用の端末がセットになるタイプです。
電子小黒板を使うのが目的となっているため、全て工事写真用に最適化されています。
工事写真業務以外の操作が不要であることから、操作性に優れているのが嬉しいポイントです。
また、メールやSNS、Web閲覧ができないようになっているため、不正アクセスのリスクを回避でき、セキュリティも高い作りとなっています。

電子小黒板アプリを選ぶコツ

電子小黒板アプリといっても、さまざまな種類がありますが、主に以下3つの選び方を抑えておくと良いです。

  • 自社の目的に合う機能があるか
  • 国土交通省に認可されているアプリか
  • 電子小黒板の導入が難しくないか

選び方さえ知っておけば、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔するようなことを防げるでしょう。
それでは、順番に解説します。

自社の目的に合う機能があるか

電子小黒板アプリを導入するのであれば、自社の目的に合った機能を選ぶことが重要です。
電子小黒板にもさまざまなタイプがあり、使う黒板の量や頻度などを考慮して選ぶことで、余計な機能が入っているアプリを選ばずに済みます。
使わない機能がなければ、操作もしやすくなるため、作業員もうまく使いこなすことが可能です。
現場作業員の業務効率化も考慮した上で、必要な機能の有無を判断して選びましょう。

国土交通省に認可されているアプリか

国土交通省から認められているアプリかどうかを確認することも、電子小黒板を選ぶコツです。
国土交通省に認められているアプリだと、画像編集ができない作りとなっているため、写真の改ざんを疑われずに済みます。
ちなみに、国土交通省では、以下のように明記されています。

工事写真の撮影時に小黒板を掲載する人員の確保、重機との輻輳等の安全性確保に留意する必要があり、受発注者双方において業務効率化を図る必要がある。

引用:国土交通省 デジタル工事写真の小黒板情報電子化について(参照 2023年8月7日)

そのため、国土交通省に認可されているアプリを利用すれば、信頼性も担保でき安心してアプリを使うことができるでしょう。

電子小黒板の導入が難しくないか

アプリというよりは専用端末の話になりますが、端末の導入が難しい現場だと使用するのに適していない可能性があります。
ここでいう導入が難しい場所というのは、湿気や粉塵が多い現場です。
湿気や粉塵が多い現場だと、隙間にホコリが入ったり水が入ったりして故障する可能性が高まります。
自社の現場環境にあった電子小黒板を導入できるよう、まずは現場の環境を把握しましょう。

電子小黒板アプリはPRODOUGU!

本記事では、電子小黒板の特徴を踏まえた上で、アプリを導入するメリットや選ぶ方法について解説しました。
電子小黒板アプリを利用すれば、工事写真の整理がしやすかったり品質を担保できたりするなどのメリットが期待できます。
導入する際は、自社の目的にあった機能が搭載しているアプリやセキュリティがしっかりしているアプリなどを選ぶようにしましょう。
「PRODOUGU」では、パソコンとiPad/iPhoneをクラウドで繋げ、図面管理・閲覧、断面図切り出し、工事写真の撮影などができます。
特に断面図切り出しでは、切り出した断面図を電子小黒板や写真アルバムで利用でき、符号・階数も結合される仕組みです。
電子小黒板に完全対応しており、改ざん検知機能を搭載しているため、安心・安全に電子小黒板を利用したい方は、ぜひ以下から資料をダウンロードしてください。

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