【担当者必見】現場写真の撮り方は?|工事現場におけるポイントを紹介
2025/11/12
工事現場において、施工状況を記録する「現場写真」は、品質管理や発注者への報告、竣工後の保全資料として重要な役割を果たします。
しかし、撮影の手順やルールを正しく理解していないと、撮り忘れや撮り直し、基準不適合といったトラブルを招き、工期の遅延やコスト増加につながる恐れがあります。
本記事では、工事写真の撮り方に関して、目的や基本フロー、撮影のコツ、撮り忘れ防止策、注意点まで、実務で活用できる情報を解説します。
施工管理担当者や現場監督の方が自信を持って写真撮影に臨めるよう、具体的なテンプレートやチェックリストもご用意しました。
現場写真の管理を効率化し、撮り忘れや基準不適合のリスクを減らすには、デジタルツールの活用が有効です。
施工管理アプリPRODOUGUは、電子小黒板やクラウドによるリアルタイム共有、写真台帳の自動生成など、現場写真業務をサポートします。
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現場写真の目的を理解する
工事現場において、現場写真を正しく撮影するには、まず「なぜ撮るのか」という目的を明確に理解することが欠かせません。
目的を把握していないと、どの工程でどのような構図で撮ればよいのか判断がつかず、撮り忘れや不備が発生しやすくなります。
ここでは、現場写真の4つの主要な目的と、業種による撮影項目の違いについて解説します。
現場写真の4つの目的
現場写真は、施工状況を段階ごとに記録し、設計図・仕様書どおりに施工されていることを証明するための重要な証拠書類です。
主な目的は以下の4つに整理できます。
- 施工状況の記録(段階ごと):基礎工事、躯体工事、仕上げ工事など、各工程の進捗を時系列で記録し、後から施工手順や状態を確認できるようにします。
- 設計図・仕様書どおりの施工証明:寸法、材料の品質、施工方法が設計図や仕様書に適合していることを写真で証明します。これにより、発注者や検査機関への説明責任を果たせます。
- 竣工後の保全・維持管理資料:建物の維持管理や将来の改修工事において、竣工時の施工状況を参照できる貴重な資料となります。
- 他工事へのナレッジ蓄積:過去の施工事例を写真で蓄積しておくことで、類似工事における品質向上や効率化に役立ちます。
業種による撮影項目の違いと事前チェックの重要性
現場写真の撮影項目は、建築工事と土木工事で異なるため、事前に必要な撮影項目をチェックリスト化しておくことが重要です。
建築工事では、配筋・型枠・仕上げ材の納まりなどが中心となり、土木工事では、盛土・切土・舗装・構造物の寸法管理などが主要な撮影対象となります。
また、同じ工事種別でも、発注者や自治体によって撮影基準や提出フォーマットが異なる場合があります。
契約時に提示される仕様書や撮影要領を確認し、必要な撮影項目・撮影タイミング・黒板記載内容を事前に整理しておくことで、撮り忘れや基準不適合のリスクを低減できます。
現場写真が必要な理由|
リスク管理の観点から
現場写真は単なる記録ではなく、工事全体のリスク管理において重要な役割を果たします。
適切な撮り方を実践することで、コミュニケーションの齟齬や手戻り、さらには事故や納期遅延といった深刻なトラブルを未然に防ぐことができます。
ここでは、現場写真の撮り方がリスク管理にどのように寄与するのか、具体的に解説します。
コミュニケーションの齟齬と手戻りの防止
現場写真を正しく撮影し関係者間で共有することで、施工内容の認識ズレを防ぎ、手戻りや作業のやり直しを削減できます。
現場では、元請・下請・協力会社・設計者・発注者など、多数の人が関わります。
口頭や図面だけでは伝わりにくい施工状況も、写真で可視化すれば一目で理解でき、指示や確認がスムーズに進みます。
特に、配筋や埋設配管など、後工程で覆い隠される部分は、撮影時期を逃すと再確認が困難です。
適切なタイミングで撮影し、関係者全員が同じ情報を共有することで、「聞いていない」「言った・言わない」といったトラブルを防ぎ、無駄な手戻りやコスト増加を回避できます。
発注者・検査対応における品質保証と説明責任
現場写真は、発注者や検査機関に対して施工品質を証明する客観的な証拠であり、説明責任を果たすための重要な資料です。
竣工検査や中間検査において、写真が不十分であったり基準に適合していなかったりすると、検査の遅延や追加資料の提出を求められ、工期やコストに悪影響を及ぼす可能性があります。
また、万が一トラブルや事故が発生した場合、現場写真は原因究明や責任の所在を明らかにする重要な証拠となります。
正確な撮り方を実践し、基準に準拠した写真を記録しておくことで、発注者からの信頼を獲得し、円滑なプロジェクト進行を実現できます。
現場写真の撮り方で
参照すべき公式基準
現場写真の撮り方には、国や自治体が定める公式の基準が存在します。
これらの基準を守らないと、撮影した写真が検査で受理されず、撮り直しや工期の遅延につながる恐れがあります。
ここでは、現場写真の撮り方において必ず参照すべき2つの主要な公式基準と、写真に写し込むべき要素について解説します。
営繕工事写真撮影要領 令和5年版
営繕工事写真撮影要領 令和5年版は、国土交通省が定める建築工事の写真撮影に関する統一基準であり、撮影項目・仕様・禁止事項が明確に規定されています。
この要領では、工事種別ごとに撮影すべき項目や撮影タイミング、黒板に記載すべき情報、写真の加工やトリミングの禁止事項などが詳細に示されています。
建築工事に従事する施工管理担当者や写真台帳作成担当者は、この要領を事前に確認し、自社の撮影ルールに反映させることが不可欠です。
令和5年版では、電子小黒板の活用や写真のメタ情報管理についても言及されており、デジタル化の進展に対応した内容となっています。
デジタル写真情報管理基準
デジタル写真情報管理基準は、電子媒体で提出する工事写真の編集禁止原則や保存方法を定めた基準であり、写真の信頼性と原本性を確保するために厳格に運用されています。
この基準では、写真の明るさ調整・コントラスト変更・トリミング・合成などの編集行為が禁止されており、撮影した写真はそのままの状態で保存・提出しなければなりません。
また、写真ファイルに付与されるメタ情報(撮影日時、撮影者、位置情報など)も改ざん防止の対象となるため、撮影後にファイル名を変更する際も、メタ情報の整合性を保つよう注意が必要です。
デジタル写真情報管理基準に準拠した運用を行うことで、検査時の指摘を回避し、円滑な受理につなげることができます。
写真に写し込むべき要素の具体例
現場写真には、工事名・工事種目・撮影部位・寸法・規格・撮影時期・施工状況・立会者名・受注者名など、複数の要素を写し込む必要があります。
これらの情報は、写真単体で施工内容と品質を証明するために不可欠です。
具体的には、黒板(白板または電子小黒板)に以下の情報を記載し、撮影対象と一緒に写し込みます。
- 工事名:工事の正式名称
- 工事種目:基礎工事、躯体工事、仕上げ工事など
- 撮影部位:柱、梁、壁など具体的な施工箇所
- 寸法・規格・表示マーク:配筋径(例:D10@200)、JIS表示、製品番号など
- 撮影時期(工程):配筋完了前、コンクリート打設直前など
- 施工状況:施工中、完了、検査済など
- 立会者名:発注者や監理者など
- 受注者名:自社名または協力会社名
- その他:図番や図面参照情報など
これらの要素を漏れなく写し込むことで、写真が持つ証拠としての価値が高まり、検査や竣工後の保全業務において有効に活用できます。
現場写真の撮り方|基本フロー
現場写真を効率的かつ正確に撮影するには、計画から撮影、確認、管理まで、一連のフローを体系的に実行することが重要です。
このフローを標準化しておくことで、撮り忘れや基準不適合のリスクを最小限に抑えられます。
ここでは、現場写真の撮り方における基本的な4つのステップを解説します。
1. 撮影計画を立てる
撮影計画を工程表と連動させ、いつ・どこで・誰が・何を撮影するかを事前に決めておくことで、撮り忘れや重複撮影を防ぐことができます。
撮影計画には、撮影対象となる工程、撮影タイミング、撮影担当者、必要な機材などを明記し、関係者全員に共有します。
特に、配筋や埋設配管など後工程で覆われる箇所は、撮影タイミングを逃すと再撮影が不可能なため、工程表上でマイルストーンとして明示し、朝礼や全体ミーティングで周知徹底することが重要です。
2. 機材・黒板(電子小黒板)を準備する
撮影当日までに、カメラやスマートフォン、バッテリー、黒板(電子小黒板)、計測器具などの機材を準備し、動作確認を済ませておくことが必要です。
特に、バッテリー切れやストレージ容量不足は現場で頻繁に発生するトラブルなので、予備バッテリーや十分な容量を確保しておきましょう。
黒板に記載する情報は、事前にテンプレート化しておくと現場での記入ミスや時間のロスを減らせます。
電子小黒板アプリを活用すれば、工事名や工程などの共通情報を自動入力でき、記載漏れや誤記のリスクを大幅に削減できます。
3. 撮影を実施する
撮影時は、5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)が1枚の写真で判読できる構図を意識し、対象物と黒板を明瞭に写し込みます。
逆光や撮影者の影が写り込まないよう、太陽の位置や立ち位置に注意し、必要に応じて三脚や水平器を使用して構図を安定させます。
また、寸法や規格が確認できるよう、スケールやメジャーを対象物に添えて撮影し、黒板の文字は大きく濃く記載して可読性を確保します。
撮影後は、次のステップでその場で確認を行います。
4. その場で確認し、管理・台帳化・バックアップを行う
撮影後は必ずその場で写真を確認し、不備があれば即座に再撮影することが、基準不適合を防ぐ最も確実な方法です。
補正やトリミングが禁止されているため、現場での確認と再撮影が唯一の是正手段となります。
確認が完了した写真は、速やかにクラウドや共有サーバーにアップロードし、外付けHDDなどへのバックアップも併せて実施します。
ファイル名は命名規則に従って統一し、工事名・日付・工程・撮影者・連番などを含めることで、後から検索しやすく管理しやすくなります。
写真台帳の作成もこの段階で進めておくと、検査対応がスムーズになります。
現場写真の撮影から台帳作成、関係者への共有までをワンストップで効率化するには、施工管理アプリの活用が効果的です。
PRODOUGUは、電子小黒板機能や撮影済み枚数の表示による撮り忘れチェック、クラウドによるリアルタイム共有、写真台帳の自動生成など、現場写真業務をサポートします。
現場写真の撮り方|6つのコツ
現場写真を確実かつ効率的に撮影するには、いくつかの実践的なコツを押さえておく必要があります。
これらのコツを実行することで、撮り忘れや不備を防ぎ、基準に適合した高品質な写真を安定して撮影できます。
ここでは、現場写真の撮り方における6つの重要なコツを、具体的に解説します。
コツ1:施工前に撮影計画を工程表と連動させる
撮影計画を工程表と連動させ、施工の進捗に合わせて撮影タイミングをあらかじめ設定しておくことで、撮り忘れを確実に防ぐことができます。
工程表上に撮影マイルストーンを明記し、朝礼や全体ミーティングで関係者に周知徹底することが重要です。
また、撮影担当者を明確に指名し、誰がいつ何を撮るのかを事前に決めておくことで、責任の所在が明確になり、撮影の抜け漏れを防げます。
協力会社との連携が必要な場合は、事前に撮影予定を共有し、スケジュール調整を行っておくとスムーズです。
コツ2:5W1Hが読める写真を撮る
現場写真は、When(いつ)・Where(どこで)・Who(誰が)・What(何を)・Why(なぜ)・How(どのように)の5W1Hが1枚で判読できる構図を意識して撮影することが重要です。
これにより、写真単体で施工内容と品質を証明できます。
伝わりにくい要素や数値情報は、黒板に補足情報として記載し、写真と一緒に写し込むことで、後から見た人が一目で理解できるようにします。
例えば、配筋の径やピッチ、材料の規格、立会者名などは、黒板に明記して可読性を確保します。
コツ3:完成形から逆算した撮影位置と角度を決める
撮影対象の完成形を想定し、必要な要素が1枚の写真で判読できる距離と角度を逆算して決めることで、後から「もう少し近くで撮れば良かった」といった後悔を防げます。
遠景すぎると細部が不明瞭になり、近景すぎると全体像が把握できなくなるため、バランスの取れた構図を心がけます。
また、逆光や撮影者の影が写り込むと、対象物や黒板の可読性が低下します。
太陽の位置を確認し、影が写らない立ち位置を選ぶことで、明瞭な写真を撮影できます。
必要に応じて、時間帯をずらして撮影することも有効です。
コツ4:黒板の配置と可読性を確保する
黒板は、文字サイズを大きく濃く記載し、対象物を隠さず、反射しない角度に配置することで、可読性を最大限に確保します。
記載漏れや誤記があると写真の証拠能力が低下するため、撮影後に小まめにチェックし、不備があればその場で訂正・再撮影します。
電子小黒板を活用すれば、工事名や工程などの共通情報をテンプレート化して自動入力でき、記載ミスを大幅に削減できます。
また、電子小黒板はスマートフォンやタブレット上で編集できるため、現場での書き直しの手間が省け、作業効率が向上します。
コツ5:撮影機材を事前に準備し電子小黒板を活用する
撮影当日までに、カメラ・スマートフォン・バッテリー・ストレージ・三脚・計測器具・黒板などの機材を準備し、動作確認を済ませておくことで、現場での機材トラブルを防ぎます。
特に、バッテリー切れや容量不足は頻発するトラブルなので、予備を必ず用意しておきましょう。
電子小黒板アプリを活用すれば、黒板の準備や記入の負荷を削減でき、撮影情報の標準化と入力ミスの防止が可能です。
また、撮影した写真は自動的にメタ情報と紐づけられ、台帳作成の効率化にもつながります。
コツ6:その場で確認し必要なら再撮する
撮影後は必ずその場で写真を確認し、不備があれば即座に再撮影することが、基準不適合を防ぐ最も確実な方法です。
補正やトリミングが禁止されているため、現場での確認と再撮影が唯一の是正手段となります。
確認項目としては、対象物と黒板の可読性、5W1Hの網羅性、逆光や影の有無、寸法や規格の明瞭性などが挙げられます。
チェックリストを用意しておき、撮影後に一つ一つ確認する習慣をつけることで、撮り直しのリスクを最小限に抑えられます。
現場写真の撮り忘れを防ぐ実践策
現場写真の撮り忘れは、手戻りや事故、納期遅延といった深刻な問題に直結します。
これを防ぐには、単に「気をつける」という個人の注意に頼るのではなく、計画段階から撮影後の管理まで、組織的な対策を講じる必要があります。
チェックシートやデジタルツールを活用して仕組み化することが重要です。
ここでは、撮り忘れを防ぐための具体的な実践策を解説します。
チェックシートとテンプレートの活用
撮影対象・撮影位置・撮影タイミングを明記したチェックシートを作成し、撮影前後に確認することで、撮り忘れを確実に防ぐことができます。
チェックシートには、工程ごとに必要な撮影項目を一覧化し、撮影完了後にチェックマークを付ける運用を行います。
また、黒板の記載内容をテンプレート化しておくことで、現場での記入ミスや時間のロスを削減できます。
テンプレートには、工事名・工程・部位・立会者名など、共通して記載する項目をあらかじめ記入しておき、現場では可変項目(撮影日・寸法など)のみを追記する運用が効率的です。
担当者の明確化と重要性の共有
撮影担当者を明確に指名し、誰がいつ何を撮るのかを事前に決めておくことで、責任の所在が明確になり、撮り忘れのリスクが大幅に低減します。
また、朝礼や全体ミーティングで撮影の重要性を繰り返し周知し、現場全体で意識を共有することも重要です。
さらに、工程表やスケジュールに撮影マイルストーンを明示し、アラームやリマインダーを設定しておくことで、撮影タイミングを逃すリスクを防げます。
協力会社との連携が必要な場合は、事前に撮影予定を共有し、スケジュール調整を行っておくとスムーズです。
施工管理アプリと電子小黒板の活用
施工管理アプリや電子小黒板を活用することで、撮影タスクのリマインダー、撮影情報の自動入力、写真台帳の自動生成など、撮り忘れ防止と業務効率化を同時に実現できます。
施工管理アプリは、工程と連動して撮影タスクを自動生成し、担当者にアラート通知する機能を備えており、撮影タイミングを逃すリスクを削減する製品もあります。
また、電子小黒板アプリは、黒板情報をテンプレート化して自動入力でき、必須項目の入力漏れを警告する機能があります。
撮影した写真は自動的にクラウドへアップロードされ、関係者間でリアルタイムに共有できるため、現場と事務所の連携がスムーズになります。
さらに、写真台帳の自動生成機能により、事務所での台帳作成の負荷を削減できます。
現場写真の撮り方における
3つの注意点
現場写真の撮り方において、基準を遵守するために特に注意すべき点が3つあります。
これらの注意点を守らないと、撮影した写真が検査で受理されず、撮り直しや追加資料の提出を求められる恐れがあります。
ここでは、営繕工事写真撮影要領 令和5年版およびデジタル写真情報管理基準に準拠した、現場写真の撮り方における3つの重要な注意点を解説します。
注意点1:補正(加工)しない
現場写真は、明るさ調整・コントラスト変更・文字修正などの補正(加工)が禁止されており、撮影したままの状態で保存・提出する必要があります。
これは、写真の信頼性と原本性を確保するためのルールであり、基準に明記されています。
もし写真が暗すぎたり明るすぎたりする場合でも、後から補正することは認められません。
現場で露出や撮影条件を調整し、再撮影することが唯一の対処法です。
そのため、撮影後は必ずその場で写真を確認し、不備があれば即座に撮り直す習慣を徹底することが重要です。
注意点2:トリミングしない
現場写真は、不要物が写り込んだ場合でもトリミング(切り抜き)が禁止されており、構図を見直して再撮影する必要があります。
トリミングを行うと、写真の信頼性が損なわれ、検査で受理されない可能性があります。
不要物が写り込まないようにするには、撮影前に現場を整理整頓し、人や資材、車両などが対象物を隠さないように配置を調整します。
また、撮影後は必ずその場で写真を確認し、不要物が写り込んでいないかをチェックし、問題があれば再撮影します。
注意点3:バックアップを確実に保存する
現場写真は原本保全と多重バックアップが原則であり、外付けHDD・共有サーバー・クラウドなど、複数の保存先に確実にバックアップする必要があります。
撮影した写真は、撮影当日中にクラウドへアップロードし、週次で共有サーバーや外付けHDDへ二重化することで、データ消失のリスクを最小限に抑えます。
また、ファイル名は命名規則に従って統一し、工事名・日付・工程・撮影者・連番などを含めることで、後から検索しやすく管理しやすくなります。
クラウドストレージを活用すれば、多拠点からのアクセスや承認フローの可視化が可能になり、関係者間での共有と管理がスムーズになります。
まとめ
工事現場における現場写真の撮り方は、施工品質の証明と円滑なプロジェクト進行に不可欠です。
本記事では、現場写真の目的と基本フロー、撮影の6つのコツ、撮り忘れ防止策、基準遵守のための3つの注意点を解説しました。
5W1Hと黒板を活用して証拠として読める写真を計画的に撮影し、現場で必ず確認して補正・トリミングを避け、撮り忘れ防止と台帳化の効率化にはデジタルツールを活用することが重要です。
営繕工事写真撮影要領 令和5年版およびデジタル写真情報管理基準に準拠した運用を行い、原本保全と多重バックアップを徹底することで、検査時の指摘を回避し、信頼性の高い施工管理を実現できます。
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