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導入活用事例

次世代の現場計測ツールで省力化

睦建設株式会社

所在地
千葉県館山市
会社規模
-
ウェブサイト
http://mutumi-kk.jp/

導入背景

課題

丁張りと丁張りの間の設置作業でクロソイドカーブ中などの場合、テクニカルスタッフ(現場作業員)だけでは不安があり、現場マネージャーの確認が必要で手間が掛かっていた。

効果

「快測ナビ Std」を導入してからは、ある程度の目安で丁張りが設置されていれば、テクニカルスタッフだけで丁張り間の作業ができ、作業効率化と現場マネージャーの作業省力化に大きく貢献した。

石井氏と建設システムの融合から誕生したAndroidアプリ「快測ナビ Std」

2014年に発売されたトプコン社製の「杭ナビ(LN-100)」のスピード(更新レート)は、今までにない20Hzという従来の4倍のスピードを実現しました。これは、従来の位置出しに対するストレスを解消するレスポンスが実現する計測ツールだと感じました。つまり、この機器とどこでもリアルタイムに3次元の位置出しができるアプリがあれば、テクニカルスタッフ(現場作業員)でもかんたんに使える現場計測ツールになると確信しました。
そこで、建設システムさんにアプリについて相談しました。建設システムさんの開発者の方も私と同じことを感じていてくれて、長年の夢への実現に大きな希望が持てました。これが、いままでに無い画期的なAndroidアプリ「快測ナビ」の始まりですね。(専務取締役 石井氏)

テクニカルスタッフに使わせる、現場マネージャーの不安も払拭

もちろん最初は、テクニカルスタッフに3D施工データと「杭ナビ」の両方を使わせることに不安がありました。しかし、実際に作業をしてもらって、別のトータルステーションでチェックを入れてデータを照らし合わせたところ、問題のない作業精度であったため、すぐに不安が安心に変わりました。
また、当社のテクニカルスタッフなら「杭ナビ」と「快測ナビ」を使って、1~2人でスマート施工が十分できると思いました。そうなれば、テクニカルスタッフの作業効率化と自分たち(現場マネージャー)の作業省力化に大きく貢献できるシステムだと認識しました。(現場マネージャー 三平氏)

便利で手放せなくなった「快測ナビ Std」

測量時にバックが見えない時は本当に最悪ですよね。バックで据えて、バック見て振って見えなかった、じゃあバック変えましょうとなったらまた測量機を据えなおして…。あれほど手間なことはないですよね。以前はそれが当たり前でしたが「快測ナビ」なら、例えば測設したい地点が重機で見えなかったら、ライン測設で別の位置に落とせるのですごく便利ですよね。それに基準点になる点だけ出しておけば、オフセットした点を測設できるので、今までより作業が早く楽になったと感じています。(土木部 主任 折口氏)

現場の効率化に一役買っている

作業にもよりますが、例えば排水溝や擁壁の構造物の土工掘削であれば、極端な話、丁張りが何もなくても指示が出せます。「どこでもナビ」機能で、まずは大まかなラインをマーキングすることで、重機オペレータはラインを確認しながら掘削できます。また、掘削中もリアルタイムに床付けなどの高さを「今、何セン上だよ」「掘削位置は、ここだよ」と教えられます。今後は、もっと色々な場面で応用ができるのではないかと思うとワクワクします。
作業をテクニカルスタッフに任せることで、空いた時間を他の仕事に回せるので、現場の効率がどんどん良くなりますね。(現場マネージャー 三平氏)

作業したスタッフではなく、会社が責任を取る体制づくり

作業者であるテクニカルスタッフに責任を負わせることはありません。3D施工データを確実に作成し、現場では現場マネージャーが責任を持ち、最終の責任は会社にあるという組織をちゃんと作っています。使わせているのは我々ですから、しっかり経営層で責任を取ります。
それに、失敗もあった方がいいと思っています。作業もデータも信頼しきってしまうとちょっとした間違いや変化に気付かず、後で大変なことになりかねない。お互いのことを思いやる前提でいうと、確認という作業は必須です。その確認作業で気付けることもたくさんあり、経験にもなります。
結局、誰でも楽をしたいし(効率化)、良いものを作りたいので(高品質)、そのための必須ツールだと認識しています。(専務取締役 石井氏)

「快測ナビ Std」を安心して使うためのデータ作成

データ作成には、「SiTECH 3D」を使っています。3D施工データタをかんたんかつ効率的に作成できる機能が満載です。施工段階に応じて、いかに施工データとして、短時間で準備できるかがカギとなっています。特に照査機能に関してはとても心強いです。線形のチェック、縦断のチェック、横断形状のチェック、最終的に3D施工データと平面図との重ね合わせのチェックなど、作成作業を十分に考慮した機能があります。
施工管理の効率化と高い品質を実現するスマート施工には3D施工データの確実なデータ作成とチェックが必要です。そうなってくると確実なデータを作成できる「SiTECH 3D」は外せない。そして「SiTECH 3D」がなければ、「杭ナビ」も買ってないだろうし、「快測ナビ」の良さもわからないでしょう。この3つはセットで使うことで最大の効果を発揮しますね。(専務取締役 石井氏)

導入いただいた製品

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