サービス導入事例
年度ごとの計画的受講。
CPDS取得から社員教育、効率的な現場スキル習得・標準化へ
松本土建株式会社
- 所在地
- 長野県松本市
- ウェブサイト
- https://www.matsumotodoken.co.jp/

サービス活用背景
- 入札要件として求められるCPDS単位が取得可能な講習への参加率にばらつきが発生していた
- ソフト操作においての「我流」による標準化の遅れがあった
- 業務に活かせる技術教育環境を模索していた
- 定期的なオンライン開催のセミナーで、CPDS単位取得の計画が行いやすくなった
- 日常的に活用している「デキスパート」などのソフトの標準的な操作方法が習得できた
- 学習内容と業務が直結し、新入社員教育の一環としてもセミナーを活用
技術者の時間と場所の制約をクリアし、計画的CPDSユニット取得へ
最初に「KENTEMオンラインセミナー(KOS)」を知ったのは、「デキスパート」を使用する際に表示されるお知らせニュースや、KENTEMのホームページでした。
公共工事に携わる技術者としては、入札要件としてCPDSユニットが必要なこともあり、当社では普段からCPDS単位取得の計画を行っていました。
当時はオンラインでのCPDS認定セミナーの受講は、取得ユニット数に制限があったりしたので、あまり注視していないこともあったのですが、土木施工管理技士会のガイドライン改定後、オンラインでも上限なしの形態のユニットも取得できるようになったこともあり、KENTEMの主催するオンラインセミナーについての情報も見るようになりました。
今ではRPAの仕組みを構築し、その他の情報も含め自動収集できるように工夫しています。
オンラインセミナーを主体としたセミナー受講計画に切り換える前までは、対面講習をいろいろと探していましたが、時間と場所の兼ね合いで希望のタイミングで受講することができないケースも多く、年間の必要ユニット数を取得する計画を立てるのが難しい状況がありました。また、官公庁主催の講習や監理技術者講習などでも取得計画を立てていましたが、こちらも時期が決まっていたりするので、そういった制約から、所属技術者全員の講習参加に関する年間を通じてのスケジュール調整等を行うのに苦労する面がありました。
オンラインセミナーを主体として計画できるようになってからは、インターネット環境さえあれば、場所条件に縛られることはなくなりましたし、KENTEMのオンラインセミナーは定期的に開催されていて、1回の開催で6ユニット取得できるセミナーもありますので、繁忙期を避けながらのユニット取得計画を立てやすく、時間やタイミングの制約も受けなくなりました。当社の方針としては1日で少しでも多くのユニットを取得しておきたいので、KENTEMのオンラインセミナーでは6ユニットの講習をメインによく受講しています。
CPDS取得目的から学び目的へ
もともとは「CPDS単位取得」を主な目的として受講するようになった「KOS」ですが、メーカー側からの基本的な操作方法を伝えてもらうことで、ソフトを利用する社員の操作に要していた時間が短縮できることに気付き、「標準化」するためには非常に適した講習であると感じました。最初、特に効果が大きいと感じたのがCAD操作スキルの標準化です。CAD操作は人によって使用する機能が限定的であったり、慣れや好みがあり、それまで「我流」になりがちだった「A納図 [A-NOTE]」の作図・編集などの操作が、講習の受講によって、作業品質の安定につながったと思います。
受講を重ねるうちに社員の間で“業務に活かせる学び”として徐々に定着していきました。
現場で活かせるスキルの取得・新入社員研修の土台へ
講習の説明では、講師の方から応用的な操作方法の解説などもあったりもするので、基本的な操作説明以外でも、とてもためになる部分があります。
例えば、CADの作図における基本的な操作として、1本の線を描くにしても、複写したりオフセットしたり、目的に応じた線の描き方の操作やコマンドがいろいろとあり、改めて学ぶと「もっと効率の良い方法がある」ということに気付くことができ、さらなる作業効率の向上に繋げることができると感じました。
実際の受講では、演習操作を一緒に行いながらの受講の場合でも、見逃さなければついていける程よい説明の早さと適切な内容になっていると思います。
コンテンツも、応用だけでなく「基本操作編」「初級編」など、学び始めに適した内容の講習もありますので、現在では、「KOS」を新入社員の研修の一環としても取り入れており、CADや写真管理などの基礎教育ツールとして活用できているメリットもあります。
「KOS」はCPDS取得という目的だけでなく、技術教育の土台としても活かされています。
今後は、さらに現場志向のセミナーコンテンツなどの拡充にも期待しています。