現場監督の残業時間の実態と解決策を解説!業務効率化におすすめツールも紹介
2024/01/19
自社で働く従業員の働き方改革に悩んでいる人はいませんか?
建設業の中でも、現場監督の働き方は、「残業が多い」「休めない」などのネガティブなイメージが多いです。
実際に現場監督の残業時間の平均は50時間以上ともいわれています。
現場監督の残業時間を減らすには、どんな対策があるのでしょうか。
今回は、現場監督の残業時間が増える理由や改善策、おすすめのツールを紹介します。
建設業の会社で、現場監督の残業時間を減らす方法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
現場監督の残業時間・残業代は
どのくらい?
実際、現場監督の残業時間や残業代はどのくらいなのでしょうか。
ここでは現場監督の労働環境について以下の2つを解説します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
現場監督の残業時間の平均
現場監督の残業時間は、会社によって差があります。
2022年の現場監督(土木・建築)の残業時間の平均は以下のとおりです。
業種 現場監督(土木) 現場監督(建築) 建設業全体 平均残業時間(時間) 51.7 58.2 40.1
建設業全体の平均残業時間と比べると、現場監督の残業時間は10時間以上多いことが分かります。
また、平均のデータだけでなく残業時間の分布を見てみると以下のとおりです 。
グラフの中で現場監督の数値は「外勤建築」と「外勤土木」に当てはまります。
データを見ると現場監督によっては100時間以上残業をしている人もいることが分かります。
現場監督の平均収入
次に現場監督の平均収入を解説します。
求人ボックスの調査によると、現場監督の平均年収は以下のとおりです。
現場監督 日本の全体 平均年収 455万円 443万円
日本全体の平均年収と比較すると、現場監督の平均年収はやや高いことが分かります。
ただ、建設業の残業時間は全産業と比べて3倍以上です。
残業時間と収入を比較してみると、現場監督の働き方は残業時間が多くて収入が低いというイメージがついてしまうかもしれません。
現場監督の
残業時間が多いといわれる
3つの理由
現場監督の残業時間は、会社によっては100時間を越える人もいれば、30時間以内の残業時間で済んでいる人もいます。
会社によって残業時間が3倍以上も変わる理由には、以下の理由が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
工期が遅れた場合の調整が必要だから
現場監督の残業時間が増えるきっかけになるのは、天気やトラブルによって工事が中断、延期された時です。
天気やトラブルで工事ができないとはいえ、最終的に工事を完成しなければいけない期日は変わりません。
予定がずれ込んだ分、休日出勤して工事を進めたり、残業して作業を進める必要が出て、残業時間の増加につながります。
すべての工事が順調に進むとは言い切れないため、工事によっては残業時間が増減することもあるということです。
人手不足だから
現場監督は、工事現場の職人や作業員の安全管理や作業の指示をする仕事です。
工事現場のリーダーとして全体を管理・指示する必要があるため、全体を動かすスキルや実績が求められます。
ただ、少子高齢化などの影響で現場監督は人材不足が深刻です。
人材が足りないことで、2人でこなす業務を1人で対応しなければいけなくなり、結果として残業時間の増加につながっています。
工事現場の仕事だけでなく
デスクワークもあるから
現場監督の仕事は大きく分けて以下の2つに分かれます。
- 工事現場での監督
- 工事に必要な書類の作成・発注
工事現場が開いている間は監督として作業員を見ている必要があるため、デスクワークができるのは工事現場が終わった後になります。
さらに、現場と事務所が離れていることも多いため、移動時間で残業時間が増える可能性もあります。
工事のトラブルが発生すれば、さらに残業が増えることもあるでしょう。
デスクワークと工事現場の監督作業のバランスを整えながら仕事をすることで、徐々に残業時間が増えてしまうということです。
現場監督の業務は
2024年4月の36協定によって
改善される
残業時間の多さが深刻な問題になっている建設業ですが、2024年4月からは残業時間が制限されます。
2024年4月から建設業は36協定の対象になり、原則として月45時間以内かつ年360時間以内の時間外労働の制限が設けられます。
現場監督としては長時間残業の負担が減り嬉しいところですが、建設会社としては従業員を残業させないようにしつつ業務を回さなければいけません。
働き方改革として、現場の業務効率化を進める必要があるでしょう。
現場監督の
残業時間を減らすために効果的な
3つの対策
具体的に現場監督の残業時間を減らすには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは3つの対策をまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
自社の業務で残業につながる
要素を分析する
現場監督だけでなく、会社全体の従業員の残業時間が増えている場合、どこかの業務が原因になっているかもしれません。 残業時間を減らすための対策をする前に、自社の業務の無駄を分析することが重要です。
分析方法としては、従業員へのアンケートや従業員の業務の書き出しなどが効果的です。
残業につながる要素が見つかった後は、該当する業務をどう効率化できるかを検討しましょう。
人材を確保して
一人当たりの業務量を減らす
残業時間が発生するということは、従業員が1人でこなす業務量が超過している可能性もあります。
つまり、1人あたりの業務量を減らせば残業時間を削減できるかもしれません。
1人あたりの業務量を減らすための解決策は、新しい人材を確保することです。
ただ、建設業は業界全体で人材不足が懸念されており、すぐに新しい人材が入るとは確約できないでしょう。
人が増えない状況で1人あたりの業務量を減らすには、作業効率化の別の方法を考える必要があるかもしれません。
データのクラウド管理を進めて
業務効率化する
人を増やさずに業務の効率化を実現するには、ツールの導入がおすすめです。
ツールによっては、人がするべき作業を自動化できる可能性もあり、一つの作業に必要だった人材を機械やツールに置き換えることが可能です。
一つの業務がスムーズに進むようになれば、他の業務の効率も変わるかもしれません。
特に紙の書類をデータ化してクラウド管理を進める方法は、業務効率化の中でも特に簡単に取り組める解決策のひとつです。
データ管理をしてクラウド上でデータを確認できるようになれば、現場監督の図面の確認や書類の作成作業を効率化できるでしょう。
現場監督の残業時間を減らすには
PRODOUGUがおすすめ
建設業の会社で現場監督の残業を減らしたい人は、PRODOUGUの導入を検討してみてください。
PRODOUGUは施工管理業務の効率化に特化したクラウドアプリです。
現場監督の業務の中で、特に残業につながりがちな書類作成作業や現場での書類確認作業、打ち合わせを減らせる機能が豊富に含まれています。
【PRODOUGUの便利な機能】
- 図面のファイル取り込み・取り出し
- 電子小黒板機能
- 図面上のメモ機能
- アルバム出力
- 写真の自動振分・管理
- クラウド上の複数端末でのデータ閲覧
PRODOUGUの機能を活用すれば、工事現場でタブレット端末やスマートフォンを使って工事写真の撮影や書類をチェックすることが可能です。
さらに、デスクワークでは写真の取り出し機能を活用して必要な書類をすぐに作成でき、事務作業の時間を削減できるでしょう。
書類作成や書類管理業務の効率化は、現場監督だけでなく会社全体の働き方改革につながります。
自社の課題の解決につながると感じた人は、ぜひこちらから資料をダウンロードしてください。
まとめ
今回は現場監督の残業について、残業時間の実態や残業時間が増える理由、働き方を改善するための対策を紹介しました。
現場監督の残業時間が多い1番の原因は、業務量が多すぎることです。
工事現場での作業時間が多いことで、やらなければいけない書類作成作業が進まないという課題もありました。
現場監督の残業時間を減らすには、管理データのクラウド化や施工管理アプリの活用がおすすめです。
PRODOUGUには、現場監督業務を効率化させる機能が豊富です。
データ管理や取り出し、書類作成作業がスムーズにできるようになれば、会社全体の業務効率化にもつながるでしょう。
自社で何か始めたい、現場監督の仕事を減らせるツールを探している人は、ぜひPRODOUGUを検討してみてください。
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