CPDSのユニットが足りない?解決のための取得方法とそれぞれのメリット
2026/06/10
「CPDSのユニットが足りない」と更新時期や入札直前に焦るケースは少なくありません。
CPDSユニットは土木施工管理技士などの継続学習を可視化する指標であり、経審や入札評価にも直結します。
本記事では、CPDSユニットが足りない原因から、取得方法、申請の流れ、注意点までを解説します。
オンラインセミナーや社内研修、技術発表など多様な取得手段のメリット・デメリットを比較し、最適な方法を選べるようサポートします。
建設業界の技術者・企業担当者は、参考にしてください。
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ユニットが不足する前に知るべき
CPDSの基礎知識
CPDSのユニットが足りない状況に直面する前に、制度そのものを理解することが大切です。
ここではCPDとCPDSの違い、ユニットの定義、利用に必要なIDなどの基礎を整理します。
制度の仕組みを押さえることで、不足解消の方針を立てやすくなります。
CPDとCPDSの違い
CPDは「継続的教育制度」を意味する概念であり、CPDSはその学習履歴を管理・証明するシステムです。
CPDはContinuing Professional Development(継続的専門能力開発)の略で、技術士・建築士・施工管理技士など技術者全般を対象とした自己研鑽の枠組みを指します。
一方、CPDSは全国土木施工管理技士会連合会が運営する学習履歴管理システムで、土木施工管理技士向けの側面が強い点が特徴です。
CPDSユニットの意味と付与対象
CPDSユニットとは、講習・研修・学習実績を数値化して記録する単位のことです。
付与対象となる学習活動は、対面のセミナー参加や講習会受講、オンラインセミナー、社内研修、技術発表、インターネット学習などが挙げられます。
受講内容や時間によって付与されるユニット数は異なるため、計画的に組み合わせることで蓄積しやすくなります。
また、CPDSでは、学習方法ごとに「形態コード」が定められており、講習の受講形式によって付与されるユニット数や扱いが異なります。
主な形態コードは以下の通りです。
| 学習プログラム | 形態コード | ユニット/ 単位 | KENTEMの対象サービス |
|---|---|---|---|
| 講習会、研修、技術委員会、現場見学会 | 101-1 101-2 |
1 / 1 時間 | KENTEMオンラインセミナー |
| 講習会などの講師 (社内研修講師を除く) | 102 | 2 / 1 時間 | |
| DVD・映画等の視聴覚機器を使用する講習 | 108 | 1 / 1 時間 | |
| インターネット学習 (全国技士会 Web-CPDS 含む) | 403 | 1 / 1 時間 0.5 / 1 時間 |
デキスク |
このように、「スキマ時間で取得できるインターネット学習(403)」と「まとまったユニットを取得できるオンラインセミナー(101-1)」を使い分けることが重要です。
CPDSに必要な個人IDと特定機能ID
CPDSを利用する際に必要となるのが「個人ID」であり、学習履歴申請やユニット登録、証明書発行の基盤となります。
個人IDによって学習履歴を一元管理できます。
さらに、講習を実施する側や社内研修を運営する企業は「特定機能ID」(講習実施機関ID・社内研修ID・社員データID)を取得することで、プログラム申請や代理申請、社内教育の運営が可能になります。
CPDSのユニットが足りない原因
CPDSのユニットが足りない状況に陥る原因には、いくつかの典型的な要因があります。
ここでは、継続学習の遅れ、申請漏れ、ID失効など、不足を引き起こす代表的な原因と業務への影響を整理します。
早期に原因を把握することで、計画的な対策を立てやすくなります。
継続学習不足と更新直前の駆け込み
代表的な原因の一つは、日常業務を優先して継続的な学習が後回しになり、ユニットが足りない状況になることです。
経審や入札評価のタイミングで不足に気付き、短期間で多くのユニットを集めようとするケースは見られます。
年間計画を立て、月単位で受講ペースを決めておくことが対策となります。
申請漏れと有効期間切れ
受講後にCPDSへの登録申請を忘れてしまうと、学習実績がユニットとして反映されません。
また、学習履歴の有効期間は原則として5年とされており、古い記録は対象外となります。
受講後速やかに申請し、定期的に履歴を確認することで、有効期間内にカウントされる状態を維持しやすくなります。
ID失効による履歴消失リスク
CPDSの個人IDは2年間活動がないと失効する仕組みです。
失効すると過去の履歴が利用できなくなる場合があり、再取得や復旧に手間がかかります。
長期間業務から離れていた技術者や、ユニット取得を一時的に止めていた場合は注意が必要です。
定期的にログインし、活動を継続することがリスク回避につながります。
CPDSユニットが
足りない場合の取得方法
CPDSユニットが足りない場合の取得方法には複数の選択肢があり、それぞれ特性があります。
ここでは、講習会、オンラインセミナー、社内研修、技術発表という4つの学習プログラムについて、メリット・デメリットを整理します。
業務スタイルや残り期間、コストに合わせて手段を組み合わせることが大切です。
講習会・セミナー参加で確実に取得する
対面型の講習会やセミナーは、ユニットを取得できるほか、最新技術や法改正情報を学べる方法です。
講師に質問できる点や、同業者との情報交換につながる側面もあります。
一方で、会場までの移動や日程拘束、参加費用が発生するため、まとまった単位を取得したい場合や実務知識を深めたい場合に適しています。
オンラインセミナー・インターネット学習で効率的に取得する
オンラインセミナーやインターネット学習は、自宅や事務所からオンラインで受講でき、CPDSユニットが足りない状況を解消しやすい方法です。
時間調整がしやすく、地方の技術者でも全国の講習に参加できます。
短期間で複数の講座を受講できるため、早期に不足を解消したい場合に適しています。
ただし、受講システムの操作に慣れる必要がある点には留意が必要です。
社内研修で取得する
社内研修は特定機能IDを取得した企業が主催することで、社員がCPDSユニットを一括取得できる仕組みです。
教育体系を社内で整備できる反面、申請手続きや研修運営など、主催側の負担がある点はデメリットです。
技術発表・講師活動で取得する
技術発表や講師活動は、比較的高いCPDSユニットが付与されやすい取得方法です。
自身の知識や経験を整理し、社外へ発信できる点も大きな特徴です。
一方で、資料作成や発表準備に時間と労力が必要となるため、一定の実務経験を持つ技術者向けの選択肢といえます。
取得方法の比較表
取得方法は、手軽さ・学習効果・コスト・即効性のバランスで判断することが一般的です。
以下に各方法の特徴をまとめましたので、状況に合わせて検討してください。
| 取得方法 | 手軽さ | 学習効果 | コスト | 即効性 |
|---|---|---|---|---|
| 講習会 | 中 | 高 | 中〜高 | 中 |
| オンラインセミナー | 高 | 中 | 低 | 高 |
| 社内研修 | 中 | 高 | 会社負担 | 中 |
| 技術発表 | 低 | 非常に高 | 低 | 低 |
なお、いつでも手軽にCPDSユニットの不足を解消したい方には、Web動画講習サービス「デキスク」がおすすめです。
「デキスク」は(一社)全国土木施工管理技士会連合会の継続学習制度(CPDS)において、インターネット学習(形態コード:403)として、CPDSユニットを取得できる講座もご用意しています。
インターネット環境があれば、好きな時間・場所で施工管理や安全管理などの豊富なセミナーを受講できます。
1法人につき1契約で何名でも利用できるため、コストを抑えて効率的に学習を進められます。
まずは資料をダウンロードして、詳しい利用料金やセミナー一覧をご確認ください。
CPDSユニットの申請手順
ユニットを受講しても、申請しなければCPDSのユニットは反映されません。
ここでは、申請の基本フロー、遡及申請のルール、残高不足や該当プログラムなしの場合の対処方法を解説します。
手続きを理解することで、登録漏れを防ぎやすくなります。
ユニット申請の基本フロー
CPDSユニットの申請は、受講後にシステムへログインし、学習プログラムを検索して登録番号を入力する流れが一般的です。
具体的には、以下の手順で進めます。
- 講習受講
- CPDSへログイン
- 学習プログラム検索
- 登録番号入力
- 学習履歴申請
- 登録完了
登録番号が不明な場合は、受講日や開催地、Web受講日からも検索できるため、受講証を確認しながら入力します。
遡及申請と残高不足の注意点
CPDSでは受講日から1年以内であれば遡及申請が可能であり、後からでも登録できる仕組みがあります。
申請を忘れていた講習がある場合は、1年以内に受講したものから登録を進めます。
また、ユニット残高が不足していると、学習履歴証明書や技術者証の再発行、Web加入手続きなどが行えなくなる場合があります。
手続き直前に問題が生じないよう、定期的に残高を確認することが推奨されます。
該当プログラムなしの場合の対応
検索して該当する学習プログラムが見つからない場合は、受講内容を証明する資料を提出することで個別に審査を受けられる場合があります。
プログラム内容を示す資料、受講証明書、学習内容のレポートなどを添付して申請します。
社外講習や独自研修で取得した実績も反映できる手段の一つであるため、受講時の資料は保管しておくことが推奨されます。
CPDSユニットを
計画的に取得するメリット
CPDSのユニットが足りない状況を防ぐためには、得られるメリットを理解することが大切です。
ここでは、技術力向上や入札加点、経審対策といった活用価値と、日常業務と両立しながら計画的に取得するための工夫を解説します。
技術力向上と学習履歴証明
CPDS受講は最新知識の習得や法改正対応、現場力の向上につながる取り組みです。
蓄積された学習履歴は、学習実績を客観的に示す証明として機能します。
社内評価や技術者としての専門性アピールなど、さまざまな場面で活用できる要素となり、長期的なキャリア形成を支える基盤の一つとなります。
入札加点と経審対策
CPDSは自治体の入札評価で加点対象となる場合があり、経営事項審査(経審)でも継続教育の評価項目として扱われています。
令和3年の経審改正では技術者の継続教育の取り組みが評価項目に追加され、企業としての評価に影響する要素となりました。
個人の学習が会社全体の評価にも影響するため、組織として計画的に取り組む利点があります。
日常業務との両立のための工夫
CPDSユニットが足りない事態を防ぐポイントの一つは、日常業務と学習を両立できる環境づくりです。
年間の取得目標を月単位に分け、オンラインセミナーを中心に隙間時間で受講する習慣をつけると継続しやすくなります。
また、現場作業や写真整理などの業務時間を短縮できれば、学習時間に充てられます。
建設DXツールの活用は、学習時間確保にもつながる傾向があります。
一方で、短時間でまとまったユニットを確実に取得したい場合には、「KENTEMオンラインセミナー」がおすすめです。
「KENTEMオンラインセミナー」は、日程ごとにテーマ別の講習が用意されており、参加して受講するCPDS形態コード「101-1」の認定講習に対応したオンラインセミナーです。
Webカメラによる受講確認を行いながら、1回の受講で複数ユニットを効率よく取得できるのが特徴です。
スキマ時間学習では補いきれないユニットを、計画的にカバーしたい方に適しています。
直近の開催スケジュールやセミナーの詳細をサービスページでご確認ください。
まとめ
CPDSのユニットが足りない状況は、継続学習の遅れや申請漏れ、ID失効など複数の原因から発生します。
解決には講習会、オンラインセミナー、社内研修、技術発表など複数の取得方法を組み合わせ、申請手続きを行うことが大切です。
定期的にユニット残高を確認し、計画的に学習を続けることが、入札加点や経審対策、キャリア形成につながります。
KENTEM(株式会社建設システム)は、CPDS取得に対応した2つのサービスを提供しています。
まず、「KENTEMオンラインセミナー」は、日程ごとにテーマ別の講習に参加して受講するオンラインセミナーです。
CPDS形態コード:101-1に対応しており、1回の受講で複数ユニットをまとめて取得できるため、短期間で効率よくユニットを確保したい場合に適しています。
一方で、「デキスク」は、インターネット環境があれば、いつでも・どこでも受講できるWeb動画講習サービスです。
インターネット学習(形態コード:403)としてCPDSユニット取得に対応しており、スキマ時間を活用して継続的に学習を続けたい方に適しています。
さらに「デキスク」では、ユニット制限解除オプションをご利用いただくことで、CPDS講座の受講証明書を無制限に発行することが可能です。
2021年4月のガイドライン改定により、インターネット学習(形態コード:403)で取得できるユニット数は、そのほかの学習で取得したユニット合計と同等まで拡充されています。
そのため、「デキスクで日常的に学習しながら(403)」+「KENTEMオンラインセミナーでまとめて取得(101-1)」といった組み合わせにより、効率的かつ計画的にユニットを積み上げることができます。
それぞれのサービスの特長を活用しながら、自分に合った取得方法を選択していきましょう。
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