工事写真の整理はアプリにお任せ!利用のメリットやアプリを選ぶポイントを徹底解説
2023/11/02
工事現場で撮影した写真は、施工計画書や報告書に載せるためにフォルダ分けして保管しておく必要があります。
しかし建設会社は1日に複数の現場で作業を行うこともあり、手作業での管理ではデータの紛失やフォルダ分けのミスが発生してしまうことも。
手作業で作業している人は、アプリを使って工事写真の整理を自動化させませんか?
今回は工事写真の整理の目的やルール、さらに作業を効率化させるアプリの選び方を紹介します。
工事写真の整理に悩む建設会社の人はぜひ参考にしてください。
工事写真とは?
整理が必要な理由を解説
まずは工事写真の目的や守るべきルール、撮影時の注意点を紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
工事写真を撮影する目的
工事写真を撮影する目的は、主に以下の4つです。
- 進捗管理:工事の進行状況の記録、計画通りに進んでいるかどうかの確認
- 品質管理:施工の品質や仕上がりの評価、必要な修正や改善点の特定
- 安全確保:安全対策や危険箇所の記録、事故を未然に防ぐための対策
- 証拠保全:正しく施工したことを証明する証拠を残す、トラブル発生時の対策
工事写真は証拠として残す役割を持つため、撮影するタイミングや必要な情報など細かくルールが決まっています。
工事写真の撮影ルールは原則として
国土交通省の「工事写真管理基準」
工事写真の整理方法は、原則として国土交通省が定めた「工事写真管理基準」に従います。
たとえば、工事写真のフォルダ分けは下記の分類が定められています。
分類した写真は施工計画書や報告書に貼り付けて提出することも。
書類作成時に必要な写真がなくて困らないように、撮影漏れを防ぐ対策も必要です。
工事写真を撮影する際の注意点
工事写真を撮影する際には、以下の点に注意しましょう。
撮影タイミング | 重要な作業や工程ごとの写真を複数撮影し、工程の変化を記録する |
---|---|
撮影内容 | 工事全体だけでなく、細部や特定の構造物、設備なども撮影し、詳細な情報を残す |
撮影角度 | 重要な部分を明確に捉えるため、適切な角度や距離から複数撮影する |
日付と時刻の記録 | 撮影日時を記録して、時系列での変化を把握しやすくする |
保存とバックアップ | 適切な形式で保存し、定期的にバックアップを取って情報の損失を防ぐ |
特に撮影角度や枚数は、工事写真の抜け漏れを防ぐのに効果的です。
施工前の写真は、施工後に撮影できないため、撮影したらすぐきれいに写っているかを確認して管理する必要があるでしょう。
工事写真の整理をアプリに任せる
メリット3選
工事写真の整理は手動でもできますが、業務効率化を考えるのであればアプリを活用するのもおすすめです。
工事写真の整理をアプリに任せるメリットは以下の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 工事写真の撮影に必要な道具を減らせる
電子小黒板などの機能が含まれる専用アプリを使用すれば、デジタルカメラや黒板など、工事写真撮影に関する機材を持ち運ぶ必要がありません。
アプリをスマートフォンやタブレットで使用できるようにすれば、1人でも手軽に必要な写真を撮影できます。
アプリの導入のおかげで作業員の負担が減り、必要な人員を減らすことができれば、工事現場の作業効率が向上するでしょう。
2. 工事写真撮影の業務を効率化できる
アプリを利用すれば、工事写真の整理に関する下記の業務を効率化できます。
- 写真撮影
- 撮影日記録
- フォルダ分け
- 写真の取り出し
- データ管理
デジタルカメラを使って手動で撮影した場合、データの移動やフォルダ分けまですべて自分で行わなければいけません。
アプリの導入で工事写真の整理に関する作業が効率化できれば、別の業務に時間を割けるようになり、工事全体の業務効率化につながるでしょう。
3. 撮影漏れやデータの紛失などのヒューマンエラーを防げる
手動での撮影でよく起こるトラブルは、下記の2つです。
- 必要な写真が撮れていなかった
- 撮影データを紛失した
撮影漏れや撮影データの紛失といったヒューマンエラーは、アプリを利用することで改善できるでしょう。
なぜならアプリで撮影した写真を複数人で管理できるような仕組みがあれば、撮影後に工事写真をすぐにチェックでき撮影漏れに気づく確率が高まります。
また、撮影データはクラウド上に保存されるため、紛失のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
工事写真を整理・管理できる
アプリの選び方
工事写真の整理や管理ができるアプリを選ぶ際は下記の3点に注意して比較しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
1. 自動フォルダ振り分け機能があるものを選ぶ
工事写真を整理・管理できるアプリを選ぶ際は、撮影した写真を自動でフォルダ分けできる機能が入っているものを選びましょう。
撮影日や工事現場ごとに写真を分類できれば、書類作成時に工事写真が必要になった際もすぐに取り出せます。
さらに国土交通省が定める写真管理基準に沿ったフォルダ分けができていれば、工事終了後に撮影データが必要になった場合などもすぐに対応できるでしょう。
自動振り分け機能はアプリによって性能が異なります。
間違った写真が紛れ込んでいないか、最終的には人の目でチェックすることが大切です。
2. 電子小黒板付きの工事写真の撮影機能があるか確認する
工事現場で工事写真を撮影する場合、写真には入らない日付や工事現場の情報を記録するために黒板を入れる必要があります。
工事黒板に記載する項目は、主に以下のとおりです。
- 工事名
- 工事場所
- 日時
- 施工業者・立会者
- 工種
- 工事目的
- 施工状況
- 利用した資材名
- その他の必要情報
黒板の記載項目や書き方は会社によってルールが定められています。
電子小黒板を利用すれば、事前に黒板情報を記載して準備できるので、撮影前に黒板に手書きで情報を記入する手間が省けます。
書く人によって文字が読みにくい、消えていて読めないなどのトラブルも防げるため、工事写真の精度を高めることができるでしょう。
3. クラウド上の写真読み込み機能や取り出し機能があるものを選ぶ
工事写真を管理するアプリには、クラウド上に写真を保存できる機能やデータのセキュリティ対策が充実しているものを選ぶのがおすすめです。
クラウド上で写真を読み込める機能があれば、複数人で写真を確認できるだけでなく、打ち合わせや工事現場での作業中など必要な時に取り出したりできるメリットがあります。
場所や時間を問わず情報共有ができれば、工事写真の整理や管理がより楽になるでしょう。
工事写真の整理を
自動化したい人は
「PRODOUGU」にお任せ
今回は工事写真の整理や管理の目的や守るべきルール、アプリを利用する場合の選び方を紹介しました。
工事写真は工事の工程を証拠として残し、施工後の状態を比較するために役立ちます。
工事写真は、国土交通省が定める各種工事共通仕様書に従って施工計画書を作成する必要があるため、書類にあった適切な写真を取り出せるように整理しておく必要があります。
工事写真の撮影から自動的な振り分けや整理、さらには書類作成時の取り出しをスムーズに行いたい人は「PRODOUGU」を導入してみてください。
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