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導入活用事例

長期工事でも安心!場所や時間を選ばず出来形管理ができるのが魅力

前田建設工業株式会社

所在地
東京都千代田区
会社規模
3,256名(取材時点)
ウェブサイト
https://www.maeda.co.jp/
前田建設工業株式会社の写真

導入活用背景

課題
  1. 出来形管理の入力作業に場所や時間の制限がある。
  2. 複数人で同時に出来形管理の入力が行えない。
  3. 帳票と写真の整合性を確認するのに手間と時間が掛かる。
効果
  1. どこからでも空いた時間で作業できる。
  2. 同じ工事の出来形を複数人で管理できる。
  3. 提出帳票のための実測値入力が必要ない。

隙間時間を使ってどこからでも作業ができるようになった

私は、「出来形管理クラウド」使用歴1年程度で、前の現場で初めて利用し本現場で2現場目となります。当社では、現場事務所立ち上げの際に、現場で利用したいシステムの希望を募るのですが、出来形管理や写真管理は、複数人で共同作業する機会が多く、クラウド管理が便利であるのを知っていたので、本現場でも「出来形管理クラウド」を利用することにしました。

元々、デキスパートシリーズの「出来形管理システム」を使用していたため、初めて「出来形管理クラウド」を触った際も、見様見真似で操作することができました。最初に「出来形管理クラウド」を使用して、一番印象的だったのが、「出来形管理システム」よりも動きが早く、効率よく入力ができたことです。「出来形管理システム」は、工種が多くなると動きが遅くなる印象がありましたが、「出来形管理クラウド」は、データが増えても問題無くサクサク動作します。また、「出来形管理システム」は複数人で同時操作ができないため、担当工種ごとに担当分けして管理していました。一方「出来形管理クラウド」では、同じ工事データを複数人で編集することができるので、同じ工事データに各自が必要なタイミングで操作・入力できます。更に以前は現場事務所のパソコンでしか作業ができず、場所や時間に制限がありましたが、「出来形管理クラウド」を利用してからは、どこからでも隙間時間を使って作業ができるようになりました。

工事係 拝師氏

クラウドで施工管理のフロントローディングを実現

「出来形管理クラウド」は、電子小黒板アプリ「SiteBox」を併用して使用しています。管理項目の設定を「出来形管理クラウド」で行うと、「SiteBox」で管理項目情報を元にデジタル黒板が自動生成されます。あとは、「SiteBox」で施工管理値を記録し写真撮影するだけなので、とても重宝しています。また、写真撮影の際に記録した施工管理値は、「出来形管理クラウド」に同期されるため、以前のように事務所に戻ってから改めてシステムに施工管理値を入力する手間や、転記ミスなどを防ぐことができます。前までは、管理図に入力した施工管理値と、写真の整合性を1枚1枚目視で確認していたため、多くの時間を費やしていました。その時間が一切なくなったことは大きな変化です。今では最初に「出来形管理クラウド」で設定を行い、後は「SiteBox」で施工管理値入力と写真撮影のみ行う体制が取れ、フロントローディングが確立されています。

長い工期の工事でも、クラウドなら安心して利用できる

今回、メーカーの方に伺って知ったのですが、「出来形管理クラウド」では、帳票プレビューで選択した測点の出来形写真が、同時に表示されるそうです。SiteBoxで撮影するだけで、測点と写真の関連付けも特に必要ないとのことでした。とても便利な機能だと思いますので今後利用してみます。逆に「出来形管理クラウド」の機能要望としては、システム内で略図作成機能を付けて欲しいです。図面データは取り込めるので取り込んでみましたが、線が細く見栄えが悪いです。この辺りが充実すれば、文句なしだと思います。
最後に、現在施工中の工事は、鉄道高架化工事で今後10年程続く予定です。私は当該工事に参加して未だ間もないですが、長い工期の工事では、情報のバックアップや担当者変更時の引継ぎが重要となります。大事な施工管理値をクラウドで管理することは、情報を守る観点や情報を共有する際にも万能な仕組みだと感じます。今後、施工が進む中で多くの情報がシステムに蓄積されていきますが、安心して「出来形管理クラウド」を利用していきたいです。

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