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地震が起きる理由とは?|発生メカニズムと備えるべきポイント

2026/03/11

防災

日本は世界有数の地震大国であり、私たちは常に地震のリスクと隣り合わせで生活しています。
地震が起きる理由を正しく理解することは、企業の防災対策やBCP(事業継続計画)を策定するうえで重要な基礎知識です。

地震は、地球内部のプレートの動きや断層のズレによって発生します。
特に日本列島は4つのプレートが交差する特殊な場所に位置しており、海溝型地震や直下型地震など、多様な地震が発生するリスクを抱えています。

本記事では、地震が起きる理由となるメカニズムを科学的な視点で解説し、企業が備えるべきポイントをご紹介します。
防災担当者や経営者の方が、自社の防災体制を見直す際にお役立てください。

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地震が起きる基本メカニズム

地震が起きる理由を理解するには、地球内部の動きを知ることが重要です。
地震は突発的な現象に見えますが、実際には長い時間をかけて蓄積されたエネルギーが一気に解放されることで発生します。

ここでは、地震発生の本質的なメカニズムと、主な原因であるプレートテクトニクスおよび断層活動について解説します。
基礎理論を押さえることで、日本で地震が多発する理由を論理的に把握できます。

地震発生の本質とは

地震とは、地下の岩盤に蓄積されたひずみが限界を超え、急激にズレることで発生する現象です。
このズレで解放されたエネルギーが振動として地表に伝わり、私たちが感じる揺れとなります。

岩盤に力が加わり続けると、内部に応力(ストレス)が蓄積されていきます。
岩盤の強度が限界に達した瞬間に破壊が起こり、その衝撃が四方八方へ広がります。

地震の規模を表すマグニチュードは、このエネルギー解放量を示す指標です。

マグニチュードが1上がると、エネルギーは約32倍になるとされ、数値が大きくなるほど甚大な被害を及ぼす傾向があります。

出典:気象庁「震度・マグニチュード・地震情報について」

プレートテクトニクスによる地震発生

地震が起きる理由の代表的なメカニズムが、プレートテクトニクスです。
地球の表面は、複数の巨大な岩盤(プレート)で覆われており、これらは年間数センチメートルの速度で常に移動しています。

プレート同士の衝突や沈み込みにより、境界部分には巨大なひずみが蓄積されます。
このひずみが限界に達して一気に解放されることで、大規模な地震が発生します。

特に環太平洋地域は「環太平洋火山帯」と呼ばれ、地震と火山活動が活発です。
日本列島はこの火山帯に位置しているため、プレートテクトニクスの影響を強く受けています。

断層活動が引き起こす地震

断層とは、過去に岩盤が割れてズレた痕跡であり、再び動く可能性があるものを「活断層」と呼びます。
活断層に力が加わり続けると、蓄積されたエネルギーが急激に解放され、地震が発生します。

断層による地震は、プレート境界から離れた内陸部でも発生する点が特徴です。

日本国内には2,000以上の活断層が確認されており、全国どこでも地震が発生する可能性があります。

出典:地震調査研究推進本部「用語集(主要活断層帯)」

活断層型の地震は震源が浅い傾向があり、局地的に強い揺れをもたらします。
都市直下で発生した場合、建物倒壊や火災など深刻な被害を招く恐れがあります。

日本で地震が起きる理由

日本は世界的に地震が多い国であり、その理由は日本列島の位置する地理的環境にあります。

ここでは、日本で地震が頻発する地理的要因と、世界有数の地震多発地帯である背景を解説します。
企業の防災対策を検討するうえで、日本特有のリスク構造の把握は重要です。

4つのプレートが集中する日本列島

日本列島は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、北米プレート、ユーラシアプレートの4つが交差する地点に位置しています。
これほど多くのプレートが集中する地域は世界でも珍しく、地震が頻発する大きな要因です。

太平洋プレートは年間約8〜10cmの速度で日本列島の下に沈み込んでいます。

出典:内閣府「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会 報告書」

また、フィリピン海プレートも南海トラフ沿いで陸側プレートの下に沈み込み、巨大地震の発生源となります。

これらプレートが複雑に干渉し合うことで、日本列島には常に大きなひずみが蓄積されています。
その結果、日本ではマグニチュード6以上の地震が年間十数回発生する傾向にあります。

世界有数の地震多発地帯である背景

世界で発生するマグニチュード6以上の地震のうち、約20%が日本とその周辺で発生しているとされています。

出典:内閣府「平成22年版 防災白書 図1−1−1 世界の災害に比較する日本の災害」

国土面積が世界の約0.25%であることを考慮すると、日本は極めて地震リスクの高い地域といえます。

日本の地震多発の背景には、複数のプレート沈み込み帯に加え、多数の活断層の存在があります。
海溝型地震と直下型地震の両方のリスクを抱えているのが日本の地理的特徴です。

このような条件から、国内で事業を展開する企業にとって地震対策は重要な課題です。
拠点の立地を問わず、地震リスクを前提とした防災計画の策定が求められます。

地震の発生メカニズムによる
2つのタイプ

地震は発生メカニズムにより、大きく2つのタイプに分類されます。
被害特性が異なるため、企業の防災対策では双方を想定することが重要です。

ここでは、海溝型地震と直下型地震のメカニズムや特徴、企業が想定すべきリスクの違いを解説します。

海溝型地震の発生メカニズムと特徴

海溝型地震は、海洋プレートが陸側プレートの下に沈み込む際に発生する地震です。
沈み込みに伴って陸側プレートが引きずり込まれ、ひずみが蓄積されます。

限界に達した陸側プレートが急激に跳ね上がることで、巨大な地震が発生します。
この反発運動が海水を押し上げ、大規模な津波を引き起こすのが海溝型地震の大きな特徴です。

海溝型地震は揺れが長く、被害が広範囲に及ぶ傾向があります。
例えば2011年の東日本大震災はマグニチュード9.0を記録し、太平洋沿岸に甚大な被害をもたらしました。

企業にとっては複数の拠点が同時に被災するリスクがあるため、事業継続の観点から拠点の分散などの対策が検討されます。

直下型地震の発生メカニズムと特徴

直下型地震は、陸域の活断層が動くことで発生する地震であり、震源が浅いことが特徴です。
居住地域の直下で発生した場合、局地的に強い揺れをもたらします。

直下型地震は突発的に発生する傾向があり、初期の揺れが激しいのが特徴です。
1995年の阪神・淡路大震災では、震度7の揺れが都市部に甚大な被害を及ぼしました。

建物倒壊、火災の発生、交通インフラの寸断により都市機能が麻痺するリスクがあります。
人的被害も生じやすいため、迅速な初動対応が重要です。

直下型地震に対しては、耐震補強や家具の固定、避難経路の確保など、日頃からの物理的な備えが重要です。
また、従業員の安否確認を迅速に行う体制を整えておくことが、事業復旧の鍵となります。

企業が想定すべきリスクの違い

海溝型地震と直下型地震では、被害の範囲や性質が大きく異なるため、両タイプを想定した対策が必要です。

海溝型地震では津波対策や広域の物流寸断、複数拠点の同時被災を想定したバックアップが求められます。
一方、直下型地震では建物倒壊や火災への備え、従業員の安全確保と迅速な安否確認が優先事項です。

企業のBCPでは両方のシナリオを設定し、それぞれに対応した行動計画を策定することが推奨されます。

地震が起きる理由から考える
日本のリスク地域

地震が起きる理由を踏まえ、国内の高リスク地域を把握することは企業の防災戦略において重要です。
政府の地震動予測地図を参考に、自社拠点の地震リスクを評価できます。

ただし、確率が低いとされる地域でも大規模地震が発生する可能性はあります。
ここでは、高リスク地域の特定と、低確率地域でも警戒が必要な理由を解説します。

全国地震動予測地図が示す高リスク地域

全国地震動予測地図では、太平洋沿岸部を中心に今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が高い地域が示されています。
特に南海トラフ沿いの地域は、高い確率が予測されています。

南海トラフ巨大地震では広範囲で甚大な被害が想定されており、3つの地震が連動した場合、経済被害は220兆円を超えるとの試算もあります。

出典:内閣府「南海トラフ巨大地震の被害想定(第二次報告)のポイント」

首都直下地震も高リスクとされ、首都圏で発生した場合の社会的影響は深刻です。

企業はこれらの予測に基づき、拠点の地震リスクを再評価する必要があります。

低確率地域でも安全ではない理由

地震動予測地図は過去のデータに基づく確率論であり、「起きない」ではなく「相対的に起きにくい」ことを示しています。
低確率とされる地域でも、いつ大地震が発生してもおかしくないのが日本の現実です。

地震予測には限界があり、未知の活断層によって大地震が発生する可能性は常にあります。
過去には、予測確率が低かった地域で大規模地震が発生した事例も存在します。

防災対策では、予測確率に関わらず全社的な備えを行うことが基本です。
どの拠点でも一定水準の対策を講じることが、事業継続の観点から推奨されます。

能登半島地震から学ぶ教訓

2024年1月の能登半島地震は、地震リスクが比較的低いとされていた地域で震度7を観測した事例です。
この地震は予測の限界と、全国どこでも大地震が起こりうることを示しました。

能登半島地震ではインフラの寸断に加え、通信障害により安否確認が遅れた事例も報告されています。

この教訓から、地域に関わらず全社的な防災体制の構築が必要です。
特に、通信が不安定な状況でも機能する安否確認システムの導入は重要な課題です。

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地震が起きる理由を踏まえた
企業の備え

地震が起きる理由を理解したうえで、企業として何を備えるべきかを考えることが重要です。
地震のメカニズムを知識として持つだけでなく、それを実際の防災対策に活かすことで初めて意味を持ちます。

ここでは、災害に強い企業の特徴、安否確認の重要性について解説します。
BCP策定や防災体制の見直しにお役立てください。

災害に強い企業の3つの要素

災害に強い企業には、「予防力」「順応力」「転換力」の3要素が備わっています。
これらをバランスよく強化することで、地震発生時の被害抑制と迅速な復旧が可能です。

予防力は、耐震補強や備蓄、避難経路の策定など被害を事前に減らす力です。

順応力とは、被災直後に状況に応じて適切に行動できる力です。
想定通りにいかない状況でも、臨機応変に対応できる体制と訓練が求められます。

転換力とは、当初の計画が機能しない場合に代替案へ切り替える力です。
複数のシナリオを用意し、状況に応じて柔軟に対応できることが重要です。

特に重要なのが「順応力」です。
実際の災害では想定外の事態が発生しやすいためです。

初動対応の質が被害規模と復旧スピードを大きく左右するため、避難判断、連絡手段の確保、安否確認、稼働人員の把握といった具体的な行動を迅速に行える体制が必要です。
定期的な訓練を通じて、従業員一人ひとりが適切に行動できるようにしておくことが求められます。

安否確認が事業復旧の起点となる理由

安否確認は地震発生後の事業復旧における最初のステップであり、判断の起点です。
従業員の安否確認は人的被害の最小化だけでなく、稼働可能な人員を把握し、復旧計画を判断するために不可欠です。

安否確認が遅れると、初動対応が止まり、デマや混乱が広がるリスクがあります。
災害時は電話回線が混雑するため、インターネット回線を活用した安否確認システムが有効です。

自動配信と自動集計により、担当者の負担を抑えつつ迅速な状況把握を実現できます。

まとめ

地震が起きる理由は、地球内部のプレートテクトニクスと断層活動にあります。
プレートの移動によって蓄積されたひずみが限界に達し、岩盤がズレることで地震が発生します。

日本は4つのプレートが交差する地理的特徴から、海溝型・直下型の双方のリスクを抱えています。
地震動予測地図で確率が低いとされる地域でも、大規模地震は発生しうるため、全社的な備えが重要です。

企業の防災対策では、不測の事態に対応する「順応力」を高めることが事業継続の鍵です。

その起点となるのが安否確認であり、迅速な人員把握が適切な復旧判断につながります。

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