ICT施工とは?施工内容や建設業へ導入のステップとメリットを解説
2023/07/10
2025/07/30
ICT施工とは、情報通信技術(ICT)を活用して、建物やインフラなどの施設に関する設備やシステムを構築・設置する技術です。
レーザースキャナやドローンなどを利用して計測したり、ICT建設機械を用いて建設作業をしたりします。
施工内容や施工手順などを理解しておくことで、施工精度の向上が期待できるでしょう。
本記事では、 ICT施工の流れや導入するメリットなどを詳しく解説します。
ICT施工の導入を検討している方は、ぜひ最後までご一読ください。
ICT施工とは?
ICT施工とは、「Information and Communication Technology」の略称であり、日本語に直訳すると「情報通信技術」という意味を持ちます。
ICT(情報通信技術)を活用し、各工程から得られる電子情報を活用して高い精度の施工を効率よく行います。
ICT施工では、自動制御化ができるようになるため、未経験の方と経験豊富な方が同じように作業ができるといった点が大きな特徴です。
ICT施工とドローンの関係性
ICT施工とドローンは、建設現場で大きく関わりがあります。
ドローンは施工現場における情報収集や監視などを行い、施工作業の効率化に大きな貢献をしています。
空中から高精度な映像やデータを収集し、建物や施設の点検や監視、測量調査などを行うことが可能です。
ICT施工と国土交通省の取り組み
ICT施工の普及を後押ししているのが、国土交通省が推進する「i-Construction(アイ・コンストラクション)」です。建設現場の生産性向上と労働環境の改善を目指し、ICTの積極的な活用が進められています。
「i-Construction」は、測量から設計、施工、検査、維持管理に至るまで、すべてのプロセスでICTを取り入れることで、省人化と効率化を実現しようとする取り組みです。具体的には、以下のような目的が掲げられています。
| 生産性向上 | ICT活用により作業時間とコストを削減 |
|---|---|
| 働き方改革 | 業務効率化による労働環境の改善 |
| 安全性向上 | 3Dデータや自動制御技術による現場リスクの低減 |
| 技術力向上 | 新技術導入と人材育成による業界全体の底上げ |
国土交通省が主導する施策により、ICT施工は今後ますます建設業界の標準的な手法として広がっていくことが期待されています。
特に、公共工事においては、ICT活用が入札要件や評価項目に組み込まれるケースも増えており、民間工事でも同様にICT施工の導入が求められる場面が拡大しています。
ICT施工と建設DXの関係性
ICT施工と建設DXは、どちらもデジタル技術を活用して建設業界の課題解決を目指す取り組みですが、目的や対象範囲には違いがあります。それぞれの役割や違いを理解しておきましょう。
両者の違いを表にまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | ICT施工 | 建設DX |
|---|---|---|
| 概要 |
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|
| 主な目的 |
|
|
| 対象範囲 |
|
|
| 期待される効果 |
|
|
ICT施工は建設DXを構成する重要な要素の一つです。
単なる現場単体の効率化にとどまらず、今後は業務全体を俯瞰しながら、ICT施工を起点に広くデジタル活用を進める視点が求められます。
ICT施工の流れ|施工内容をわかりやすく解説
ICT施工の流れは、以下の通りです。
- 測量
- 設計
- 施工
- 施工管理
- 納品
あらかじめ施工の流れを把握しておけば、施工内容も知ることができ、よりICT施工の魅力が理解できるでしょう。
それでは、順番に解説します。
測量
ICT施工における測量は、施工前の土地や建物の状況を正確に把握し、設備やシステムの配置を計画する重要な工程です。
UAVやレーザースキャナなどの3次元計測システムを活用して、土地の形状や地形などを計測します。
従来のやり方だと、TS(トータルステーション)という距離と角度を測る測定機器を使っていて、計測したデータを積み重ねるといった作業に多くの時間を要しました。
しかし、ICT技術を搭載している測定機器を使えば、「面」で測量できることから、大幅な作業時間の削減ができます。
設計
測量が完了したら、各設備やシステムの選定や配置、配線経路の計画などが行われます。
具体的には、UAVやレーザースキャナを用いて集めたデータをもとに、3次元設計データを作成します。
3次元設計データとは、建物や施設を立体的に表現したデジタルデータのことです。
この3次元設計データと3次元測量データを使えば、 施工幅に合わせて横断を補完し、施工量を自動で算出します。
施工
3次元設計データを作成し、施工量を明確にしたら、いよいよ施工です。
具体的には、3次元設計データを搭載しているICT建設機械を用いて、作業を行います。
ICT建設機械は、以下2つの種類があります。
- MC(マシンコントロール)
- MG(マシンガイダンス)
MCは、3次元設計データを活用し、半自動的に施工を行う機能のことです。
MGは、建設機械や車両にセンサーやGPSなどの装置を搭載し、現場の状況をリアルタイムで計測・解析した情報をもとに人が操作する施工方式です。
これらを利用し、施工作業を進めることで、施工用丁張りが減少し、効率よく作業を遂行できるでしょう。
施工管理
施工完了後、しっかりと施工ができているかどうかをレーザースキャナーやドローンなどのICT機器を活用して検査を行います。
ICT機器を活用すれば、検査にかかる日数が 約1/5に短縮でき、検査作業の負担を削減することが可能です。
納品
施工管理までできれば、3次元データの納品です。
検査日数と検査書類が削減できるほか、関係者とデータを共有も問題なくできます。
ICT施工を導入するメリット4つ
ICT施工を導入するメリットは、主に以下4つです。
- 建設作業に伴う施工効率の向上
- 作業員の安全確保
- 高品質の担保
- 環境負荷の低減を実現
作業の効率化や安全確保などのメリットが期待できるため、これからICT施工の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
建設作業に伴う施工効率の向上
ICT施工の導入には、建設作業における施工効率の向上というメリットが期待されます。
ICT施工では、デジタル技術や情報通信技術を活用し、作業プロセスを効率化・最適化することが可能です。
例えば、3次元設計データを作成する際に、ドローンを使い空中から映像データを集めて測量調査を行います。
これまで現場で行っていた目視や作業中の検測などが不要となるため、作業の効率化が図れるようになるでしょう。
作業員の安全確保
作業員の安全確保ができるのも、ICT施工を導入するメリットです。
ICT施工を導入することで、建設機械周辺での丁張り設置作業を大幅に削減でき、建設機械と作業員が錯綜する作業時間も減らせます。
建設機械と作業員が錯綜する機会を減らせれば、建設機器との接触事故を防ぐことができるため、結果的に作業員の安全確保ができるでしょう。
高品質の担保
ICT施工を導入すると、ICT技術を用いた機器を使って正確な測位データを送信し、建機を自動制御してくれます。
これにより、設備や配線の正確な配置、寸法の精度などが向上し、高品質な施工が可能です。
ICTで自動化すれば、未経験者でも経験豊富な方でも関係なく一定の品質が保てるため、施工しやすいでしょう。
環境負荷の低減を実現
ICT施工は、環境にも優しい点が魅力です。
ICT施工では、以下2種類の建機の操縦があります。
- 自動制御型
- 支援型
自動制御型では、事前にプログラムされた指示に基づいて建機が自律的に作業を行い、支援型は建機の操縦は人間が行いますが、ICT技術による支援機能が提供されます。
自動制御型は効率的な作業や人手不足の解消に貢献し、支援型は人の判断や技術を活かしながら安全性と作業品質を高められます。
材料の無駄や廃棄物の発生を減らすことに繋がるため、結果環境負荷の低減を実現させるでしょう。
施工管理にICTを導入するステップ
最後に、施工管理にICTを導入する方法をご紹介します。
導入する流れは、主に以下の通りです。
- ICT導入計画の立案
- 業務フローの振り返り
- 導入後の状況について検証
それでは、順番に解説します。
ICT導入計画の立案
まずは、ICT導入計画を考えることが必要です。
導入計画では、現状の課題やニーズを把握し、ICTツールやシステムの選定を行います。
自社にあったツールを選ぶことで、機能性や操作性に満足でき、施工管理の業務を効率化し、情報共有やコミュニケーションの改善などを期待できます。
導入する目的を考慮した上で、しっかりとした計画を立てましょう。
業務フローの振り返り
ICT導入計画を立てて課題や改善策が明確になれば、その業務が現在どんな感じで行われているのかを振り返る必要があります。
業務フローを振り返れば、ICT導入後に、施工作業にどんな影響があるのか、これまでの業務内容がどう変更されるのかなどが事前にわかるようになります。
また、実際にICTを活用する現場スタッフにも、現状の業務に対する意見をヒアリングしておくことで、より現状に適したサービスを選ぶことができるでしょう。
導入後の状況について検証
ICTを導入したら、必ず検証を行いましょう。
そもそもICTを導入する背景として、自社の課題を改善するといった目的があります。
導入後、自社が抱えている課題の改善が達成できているかどうかを検証し、仮に達成できていない場合は、再度改善策を立てなければなりません。
実際に導入してから、現場スタッフの声を聞いたり、業務の効率化に関するデータを確認したりして、導入後の状況をしっかりと把握できるようにしましょう。
ICT施工を支える最新技術
ICT施工は、さまざまな先端技術によって支えられています。現場のデジタル化や作業効率化を実現するためには、単なる機器の導入だけではなく、幅広い技術の連携が必要です。
ここでは、ICT施工を実現するうえで特に重要な以下の技術を整理して紹介します。
それぞれ順に詳しく確認していきましょう。
BIM/CIM|3次元モデルで設計・施工を可視化
BIM/CIMとは、建設事業における情報をデジタル化し、3次元モデルの活用により、関係者間の情報共有を促進し、生産性向上を目指す取り組みです。
現場の可視化による設計ミス・施工ミスの防止や、工期短縮、省人化といった効果が期待されています。
もともと、BIMとCIMは以下のような違いがあります。
| 項目 | BIM | CIM |
|---|---|---|
| 正式名 | Building Information Modeling | Construction Information Modeling |
| 対象 | 建築物(ビル、住宅など) | 土木構造物(道路、橋梁、トンネルなど) |
| 内容 | 建物の構造・設備・材料などを3次元モデル化 | 土木構造物と周辺地形・地質情報を3次元モデル化 |
| 目的 | 設計・施工・維持管理の効率化 | インフラ整備全体の効率化 |
近年では、建築・土木の区別なく、建設業全体で3次元モデルを活用する総称として「BIM/CIM」の言葉が使われるようになりました。
BIM/CIMの主な効果は以下のとおりです。
- 設計段階での干渉チェックによる品質向上
- 施工計画の可視化による工期短縮・省人化
- 住民説明や現場作業員への説明時の理解促進
- 施工段階での安全管理強化
国土交通省も、2023年度より公共工事におけるBIM/CIMの原則適用を発表しており、建設業界全体での活用が今後ますます加速していく見込みです。
BIM/CIMは建設プロジェクトのあらゆるフェーズで情報を可視化し、建設業の生産性と品質を高める重要な基盤となっています。
IoT|現場データをリアルタイム管理
建設におけるIoTとは、現場の重機や資材、作業員などにセンサーや通信機器を取り付け、インターネット経由で位置情報や稼働状況などのデータをリアルタイムで収集・分析・共有する技術です。
loTの導入により、業務効率の向上、安全性の確保、コスト削減といった建設現場の課題解決が期待されています。
具体的な活用例には、以下のようなものが挙げられます。
| 安全性の向上 | 重機や作業員の位置情報を可視化し、事故や災害リスクを低減 |
|---|---|
| 業務効率化 | 資材や作業進捗をリアルタイムで把握し、作業の最適化を促進 |
| コスト削減 | 設備の異常を早期検知し、予知保全によってメンテナンスコストを削減 |
| 労働環境の改善 | 危険作業の自動化や作業負担軽減による労働環境の向上 |
IoT技術の活用は、現場の「見える化」と「自動化」を推進し、建設業界全体の生産性向上や人手不足対策に大きくつながります。
特に、従来はベテラン作業員の経験に頼っていた判断や管理を、データに基づいて最適化できる点は大きなメリットです。
また、リアルタイムでの情報共有により、現場でのトラブル対応や意思決定のスピードも向上し、より柔軟かつ安全な施工体制の構築にもつながります。
今後、少子高齢化が進む中で、限られた人材で効率的に現場を回していくためにも、IoTの活用はますます必要な要素になるでしょう。
ドローン|測量・監視を効率化
ドローンは、建設現場における測量や監視、点検、資材運搬など、さまざまな場面で活用されています。ここでは、主な活用シーンと具体的な例を整理してご紹介します。
| 活用シーン | 概要 | 具体的な活用例 |
|---|---|---|
| 測量 | 広範囲を短時間で正確に測量 |
|
| 施工管理 | 現場の進捗や状況を上空から俯瞰 |
|
| 点検・調査 | 高所インフラ点検を、作業員を危険に晒さず実施 |
|
| 運搬支援 | 資材や部材を山間部・高所へドローンで運搬(まだまだ補助的) |
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ドローン技術の導入によって、建設現場の「見える化」と「省力化」は大きく進展しています。測量や施工管理の効率向上に加え、作業員の安全確保や人手不足対策にもつながり、今後ますます重要な役割を果たしていくでしょう。
一方で、ドローン活用には操縦資格の取得や、飛行場所に関する法規制への対応が不可欠です。人口密集地や重要施設周辺では、飛行が制限されるケースもあるため、正しい知識と許可申請を踏まえた運用が求められます。
ドローンを適切に活用していくことが、建設業界全体の生産性向上と、安全性の高い現場づくりのためには必要となるでしょう。
ロボット|省人化と安全性の両立
建設業界では、人手不足や作業負担の重さを背景に、建築ロボットの活用が急速に進んでいます。作業の省力化と安全性向上を同時に実現できる手段として、注目が高まっています。
建設現場で導入されているロボットは、さまざまな分野で活躍しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 鉄筋結束ロボット | 単純反復作業を自動化し、作業員の負担を軽減 |
| 墨出し・穴あけ支援ロボット | 天井向け作業を半自動化し、作業精度とスピードを向上 |
| ドローン型鉄筋結束ロボット | 空中から自律的に鉄筋を検出・結束し、機動力を活かして作業効率化 |
| ヒューマノイド型作業ロボット | 重作業(パネル取り付けなど)を代替し、労働災害リスクを低減 |
| 建築梁自動塗装ロボット | 均一な塗装で材料ロスを削減し、環境負荷軽減にも貢献 |
ロボット技術は、単純作業の自動化だけではなく、危険作業の代替や品質向上にもつながり、建設現場の省人化と安全性向上の両立を後押ししています。
今後は、より高度な作業を担うロボットの開発や、複数ロボットの協調作業が進むことで、建設業界の生産性革命がさらに加速していくでしょう。
AI|設計支援・危険予知・自動検査
建設業界においても、AI(人工知能)の導入が急速に進んでいます。
設計支援や危険予知、自動検査といった分野で活用が広がり、省力化・安全性向上に大きな役割を果たしています。
具体的な活用イメージは、以下のとおりです。
| 設計支援 | 過去データをもとに設計ミスを予測・検出し、設計品質を向上 |
|---|---|
| 危険予知 | 過去の災害事例や作業履歴をAIが解析し、危険箇所・作業を事前にアラート |
| 自動検査 | 施工後の構造物などを画像認識技術で検査し、作業時間短縮と精度向上を実現 |
AI技術は、従来人手に頼っていた設計チェックや安全管理、検査作業を効率化し、人材不足対策や労働環境改善にもつながっています。
今後は、現場のデータをリアルタイムで解析しながら危険予兆をキャッチするなど、設計から施工、維持管理に至るまで、建設プロセス全体をデジタルで最適化する動きも今後ますます加速していくでしょう。
ICT施工をスムーズに導入するなら
「快測ナビ」がおすすめ
ICT施工を現場に取り入れるにあたっては「運用の手間をできるだけ減らしたい」「導入コストを抑えたい」といった声も少なくありません。
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快測ナビは、現場での位置出しや丁張設置などの作業を少人数で効率的に行える仕組みを備えており、ICT施工のハードルを下げる選択肢として検討されています。
ここでは、快測ナビの主な機能と導入メリットを確認していきましょう。
快測ナビの主な機能
快測ナビは、ICT施工を現場レベルで支えるために、幅広い機能を備えたICT施工現場端末アプリです。
従来、複数人で行っていた測量や施工支援作業を、ワンマンでも高精度に進められる点が大きな特徴です。
快測ナビの主な機能は、以下のとおりです。
| ワンマン測量 | 杭ナビ(LN-150/LN-100)と連携し、位置出しや観測作業を一人で実施可能 |
|---|---|
| どこでもナビ | 3D施工データに基づき、現在位置と設計面との差をリアルタイムに表示・誘導 |
| 快測モニター | 現場端末の画面を別端末で共有・確認でき、検査・立ち合いを効率化 |
| GNSS追尾 | GNSS測位と組み合わせ、測量機が自動で端末方向を追尾 |
快測ナビの多様な機能を活用すれば、現場の省力化・施工精度の向上につながります。ICT施工を本格的に推進したい企業にとって、心強い現場支援ツールとなるでしょう。
快測ナビの主な機能
快測ナビは、実用性の高いICT施工支援ツールです。
具体的なメリットは、以下のとおりです。
| 省人化 | 少人数でも現場作業を完了できるため、人手不足対策に効果的 |
|---|---|
| 生産性向上 | リアルタイムガイドにより、作業ミスや手戻りを防止し、スムーズな施工を実現 |
| 安全性向上 | 現場内の移動や高所作業を減らし、作業員の安全リスクを低減 |
| コスト削減 | 作業時間短縮と人件費削減につながり、現場運営コストの圧縮 |
快測ナビは、現場の効率化だけではなく、リスク低減やコストパフォーマンス改善にもつながります。ICT施工のスムーズな導入を目指す企業の方は、導入を検討してはいかがでしょうか。
ICT施工のまとめ
本記事では、ICT施工の流れや導入するメリットなどを解説しました。
ICTを活用することで、施工効率の向上や従業員の安全確保などといったメリットが期待できます。
導入する前に、自社の課題や改善策を明確にしてから自分に最適なICTツールを選択しましょう。
「快測ナビ」は、TOPCON製LN-150/LN-100(杭ナビ)などの各測量機器と連動し、従来は複数名で行っていた現場での位置出しや丁張設置、施工段階のチェックなどの作業を「ワンマン」で行うことができるICT施工現場端末アプリです。
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