建設業におけるデジタル化・AI導入補助金とは?申請方法やおすすめツール2選も徹底解説
2024/10/31
2026/05/13
人手不足や技術継承が深刻な課題となっている建設業界では、デジタル技術やAI(人工知能)を活用した業務効率化が急務となっています。
しかし、高額な初期投資がハードルとなり、導入をためらっている企業も少なくありません。
そんな建設業を含む中小企業・小規模事業者を支援する制度が「デジタル化・AI導入補助金2026(旧:IT導入補助金)」です。
本記事では、2026年度(令和7年度補正予算)から刷新された本制度の内容や目的、対象企業、申請方法をわかりやすく解説します。
デジタル化・AI導入補助金を利用して、業務効率化を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
建設業における
デジタル化・AI導入補助金とは
建設業におけるデジタル化・AI導入補助金とは、中小建設業者のデジタル化およびAI活用を促進し、業務効率化や生産性向上を支援する制度です。
政府が中小企業・小規模事業者向けに用意した補助金で、ソフトウェアやAIツールの導入費用の一部を補助します。
2026年度からは制度名称が「デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)」に変更され、AIを含むITツールの導入支援が明確に打ち出されています。
建設業界では、AIによる画像解析機能を備えた施工管理アプリや、3次元CADシステムなどが主な対象となります。
2025年度にも通常枠やセキュリティ対策推進枠など複数の申請枠があり、2026年度はそこに名称変更とAIを含むITツールの明示が加わりました。
今年度も中小企業生産性革命推進事業として大規模な予算が計上されており、AI搭載ツールの導入が強力に支援されています。
補助額や補助率は年度ごとに見直されるため、最新の公募要領を確認してください。
デジタル化・AI導入補助金の目的
デジタル化・AI導入補助金の目的は、建設業界のデジタル化を促進し、業務効率化と生産性向上の実現です。
建設現場における作業の非効率性をAIやデジタルツールで解決し、技術継承や安全管理の精度を高めることを後押しします。
AI搭載ツールを導入すれば、膨大な写真整理の自動化や、図面と現場の整合性チェックなどがスムーズになり、現場監督の負担軽減が期待できます。
補助金の対象となる企業
デジタル化・AI導入補助金は、資本金や従業員数の規模が一定以下の中小企業・小規模事業者が対象となります。
対象企業や申請枠は以下のとおりです。
| 対象企業 |
|
|---|---|
| 申請枠 |
|
それぞれの枠には、最大補助率と補助金額の上限が設定されており、用途も異なるため、募集要領を事前に確認しましょう。
デジタル化・AI導入補助金を活用すれば、建設業での業務の効率化や生産性の向上が期待できます。適切な枠を選び、計画的に導入を進めていきましょう。
補助対象となるITツール
補助対象となるツールは、建設業の業務効率化や生産性向上に直結するソフトウェアやサービスです。2026年度からは、AIを含むITツールが支援対象として明示されるようになりました。
主な対象カテゴリは以下の通りです。
| ソフトウェア | AI搭載の工程管理・施工管理ソフト、3次元CAD(BIM/CIM)、AI画像解析システム、インボイス対応会計ソフトなど。 |
|---|---|
| AI活用機能 | 生成AIによる書類作成支援、音声入力による日報作成、データ予測分析、現場の安全監視AIなど。 |
| セキュリティ | サイバーセキュリティお助け隊サービスなど、企業のデジタル資産を守るセキュリティ対策。 |
| 導入関連費 | ツールの設定費用、操作マニュアル作成、導入時の従業員研修、保守サポート費用。 |
| ハードウェア | PC、タブレット、プリンター等(※AI・ITツールの利用に不可欠な場合に限り、セットでの導入が補助対象となります。単体購入は不可)。 |
現場管理アプリや遠隔臨場システムなど、建設業界特有のニーズに応えるツールも幅広く対象となります。
補助金対象となるか不明な場合は、ITツール・IT導入支援事業者検索 で確認してみましょう。
デジタル化・AI導入補助金の
申請方法
デジタル化・AI導入補助金を受給するためには、申請が必要です。
ここでは、申請方法を必要書類、申請の流れ、注意点に分けて説明します。
申請に必要な書類
デジタル化・AI導入補助金の申請に必要な書類は、申請者の状況によって異なります。
以下は主な必要書類の一例です。実際に求められる書類は、公募要領に基づきます。
| 個人事業主の場合 |
|
|---|---|
| 法人の場合 |
|
これらの書類は、最新かつ有効期限内のものである必要があります。
提出前に期限の確認を忘れないようにしましょう。
申請手続きの流れ
デジタル化・AI導入補助金の申請手続きは、以下の流れで進めます。
申請枠の選定
デジタル化・AI導入補助金制度には複数の申請枠が存在し、枠ごとに要件が異なります。
これらの申請枠や要件は毎年見直されるため、補助金の利用を検討する際には、その年の最新の申請枠や要件を確認・理解することが重要です。
詳細は運営サイトで公開されている各申請枠の公募要領で確認してください。
申請の事前準備
デジタル化・AI導入補助金を申請する際には、事前に次の3つの準備が必要です。
| GビズID プライムアカウントの取得 |
|
|---|---|
| ITツールを選定 |
|
| SECURITY ACTIONの宣言 |
|
事前準備には時間がかかる場合があるため、申請スケジュールを立て、余裕を持って準備しましょう。
交付申請
交付申請は、ITツールを決定した後に行います。
申請はWebフォームを通じて実施し、「申請マイページ」から必要事項を入力し、書類をアップロードします。
必要書類には履歴事項全部証明書や納税証明書等が含まれます。 提出書類は公募要領に基づき、指定された内容・形式のものを準備してください。
入力画面では、選択式と記入式の項目があります。
基本情報は履歴事項全部証明書と一致させ、特に住所は正式表記を使用してください。
入力完了後、最終確認を行い、申請を完了させます。
交付申請内容の審査が完了すると、交付決定通知が行われます。
申請時の注意点
デジタル化・AI導入補助金の申請時には以下の点に注意が必要です。
| 正確性 |
履歴事項全部証明書や納税証明書は、期限内のものを提出 書類の内容が申請フォームと一致しているか確認 |
|---|---|
| 個人情報の取り扱い | 提出書類にマイナンバーや保険者番号などの個人情報が含まれていないか確認 |
| 申請マイページの確認 |
申請マイページで審査の進捗状況を定期的に確認 不備があった場合は迅速に対応 |
| 申請期限 | 締め切り直前は混雑するため、余裕を持って申請 |
これらの点に注意し、スムーズな申請を行いましょう。
特に、必要書類に関しては、書類の不備は申請却下の原因となるため、細心の注意が必要です。
デジタル化・AI導入補助金対象の
建設業向け
おすすめツール2選
デジタル化・AI導入補助金対象のツールは、申請する枠によっても異なるため、自社の課題にあったツール選定が必要です。
ここでは、建設業向けのおすすめツール2選を紹介します。
PRODOUGU
PRODOUGUは、建設業向けに特化したITツールで、業務の効率化が期待できます。
主な特徴は、以下のとおりです。
| 一元管理 |
|
|---|---|
| 利便性 |
|
| クラウドベースのデータ保存 |
|
| 使いやすいインターフェース |
|
デジタル化・AI導入補助金の対象ツールとしても適しており、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
クロスゼロ
「クロスゼロ」は、企業の防災対策や安否確認、備蓄管理を効率化するクラウド型の防災DXサービスです。
AIやクラウド技術を活用し、災害時の迅速な対応と平常時の備えを支援します。
主な特徴は、以下のとおりです。
| 豊富な機能 |
|
|---|---|
| コスト管理 |
|
| 利便性 |
|
| 使いやすいインターフェース |
|
導入企業の防災意識向上と業務効率化を同時に実現できる「クロスゼロ」は、AI・デジタル技術の活用を支援する補助金対象ツールとして導入しやすい製品です。
まとめ
2026年度にスタートした「デジタル化・AI導入補助金」は、人手不足に悩む建設業界にとって、最新テクノロジーを低コストで導入するための有効な支援策の一つです。AI搭載ツールを賢く活用することで、現場の残業削減や生産性向上を無理なく進めることが可能になります。
しかし、補助金の申請には複雑な手続きや専門的な書類作成が必要であり、「自社で対応できるか不安」という方も少なくありません。
KENTEM(建設システム)では、建設業の皆様がスムーズに補助金を活用できるよう、AI導入補助金の申請サポートを実施しています。長年、建設業界のDXを支援してきた専門スタッフが、採択に向けた計画策定から申請手続きまで徹底的にバックアップいたします。
補助金を活用してスマートな現場づくりを実現したいとお考えの方は、ぜひ「デジタル化・AI導入補助金に関するご案内」ページより詳細をご確認ください。
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