安否確認アプリの必要性とは?導入するメリットや注意点を徹底解説

2023/07/05

2023/12/28

防災

「安否確認アプリの必要性は?」
「安否確認アプリを導入するとどんなメリットがある?」

上記のような疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか?
安否確認アプリは、地震や台風などの自然災害が発生した際に、自分自身はもちろん従業員や家族、友人などの安否を確認できるアプリです。
特に昨今の企業ではBCP策定が進められていることもあり、安否確認アプリを導入する会社が増えています。
本記事では、安否確認アプリの必要性についてご紹介し、導入するメリットや注意点なども解説します。
安否確認アプリの導入を検討している企業の方は、ぜひ最後までご一読ください。

安否確認アプリとは?

安否確認アプリとは、災害時や緊急事態に安全な状態であるかを確認するためのツールです。
災害や緊急事態では、家族や友人、従業員などの安全を確認することが最優先となり、安否確認アプリを使用すれば、迅速かつ多くの人々の安否状況を把握できます。
また、救助活動や支援の計画を立てる上でも、正確な情報が不可欠です。
安否確認アプリは、リアルタイムで情報を収集し、地理的な位置情報も提供するため、被災者の救助や避難場所の選定において重要な役割を果たします。
安否確認アプリは、緊急時の迅速な対応と人々の安全確保に貢献する必要不可欠なツールといえるでしょう。

安否確認アプリの主な機能・できること

安否確認アプリには、主に以下のような機能が搭載されています。

気象庁情報の自動配信 気象庁が発表した災害情報を自動で連絡。アプリやメール、LINE配信など複数の手段で従業員に通知する。
安否確認機能 従業員の安否確認依頼を自動送信する機能
手動配信 自社のニーズに合わせて安否確認の回答内容をカスタマイズし、手動で配信する
自動再送信・自動集計 安否確認依頼に回答があるまで自動で再送信。リアルタイムに状況を自動集計する

ただし、これらすべての機能が備わっているわけではありません。自社に必要な機能が搭載されている安否確認アプリを選びましょう。

安否確認アプリを導入するメリット5選

安否確認アプリを導入するメリットは、主に以下5つです。

  • 電話・メールで連絡するよりも繋がりやすい
  • 操作性が良い
  • BCPの策定に役立つ
  • 防災管理者の負担が削減できる
  • 素早く安否確認を行える

あらかじめ導入するメリットを理解しておくことで、より安否確認アプリの魅力を知れるでしょう。
それでは、順番に解説します。

1.電話・メールで連絡するよりも繋がりやすい

安否確認アプリには、電話やメールと比べて電波が繋がりやすいというメリットがあります。
災害時は、電話やメールは通信回線の混雑や通信障害により、連絡が困難になりがちですから、電波が繋がりやすいというだけで家族や友人などと連絡が取りやすくなります。
また、アプリ内の機能によっては、一斉に多くの人にメッセージを送信したり、安否情報を一括管理したりもできるため、効率的な安否確認が可能です。

2.操作性が良い

安否確認アプリの導入のメリットの1つに、操作性の良さも挙げられます。
安否確認アプリの中には、安否情報の登録が簡単にできたり画面が見やすかったりなど、操作性が良いアプリも多く存在します。
操作性が良ければ、安否情報をすぐに確認しやすく、家族や友人などの安否確認を迅速に行えるでしょう。
さらに、安否確認アプリは通知機能を備えており、重要な情報や緊急連絡を素早く受け取ることが可能です。

3.BCPの策定に役立つ

BCPの策定に役立たせることができる点も、安否確認アプリ導入のメリットです。
BCPは、災害や緊急事態において事業継続を確保するための計画のことです。安否確認アプリは、BCPの策定において情報収集と連絡手段の一環として活用されます。
企業では、災害時などの緊急事態が起きても、事業を途切れずに継続することが重要です。
安否確認アプリを企業内で導入することで、従業員や関係者の安否状況を迅速に把握し、適切な対応策を立てることができます。
BCPのマニュアル作成など、組織の事業継続計画の強化と迅速な対応に大きく貢献することが可能です。

4.防災管理者の負担が削減できる

安否確認アプリを導入すると、防災管理者の負担が削減できるメリットも得られます。
従来の防災対策では、大規模な災害や緊急事態において、防災管理者は個別に連絡を取り、安否情報を収集する必要がありました。
しかし、安否確認アプリの導入により、このプロセスを効率化でき、防災管理者は一括して複数人の安否状況を確認できます。
リアルタイムで情報を更新してくれるため、地理的な位置情報も提供してもらえ、被災者の位置把握や救助活動の計画立案にも役立てることも可能です。
このように、防災管理者の負担を軽減し、より効率的かつ迅速な対応が実現できるでしょう。

5.素早く安否確認を行える

安否確認アプリは、素早く安否確認を行える点もメリットです。
先ほどもお伝えしたとおり、これまでは災害や緊急事態時に安否確認を行うためには、個別に電話やメールで連絡を取る必要がありました。
特に電話の場合だと、一人ひとりに連絡する必要があるため、時間がかかってしまいますが、安否確認アプリでは多くの人に対して、同時に自身の安否情報を送ることができます。
そのため、連絡コストを削減でき、素早く安否確認が行えるでしょう。
災害に関する情報のキャッチも早く、的確な災害情報を発信してくれるため、被災者の安全性や救助の優先度を迅速かつ正確に判断できます。
これにより、救助活動や災害支援の効率化が図れます。
素早い安否確認は、被災者の安全確保や早期の救助につながり、被害の最小化に貢献します。

安否確認アプリの選び方

ここまで安否確認アプリの導入メリットをお伝えしましたが、災害時に素早く避難したり連絡したりするのであれば、複数あるアプリの中で自分にあったものを選ぶ必要があります。
そこで本項では、以下3つの安否確認アプリの選び方についてご紹介します。

  • 目的や使用用途の確認
  • 予算内で利用できるか確認
  • 使いやすさの確認

以下3つの内容を参考にし、最適なアプリを選べるようにしましょう。

目的や使用用途の確認

安否確認アプリを選ぶ際には、目的や使用用途の確認が必要です。
例えば、企業のBCP対策や学校内にいる教員・生徒の安全確保など、適用する対象や規模によって異なるニーズがあります。
次に、使用用途を考慮する必要があります。
安否確認だけでなく、位置情報の共有や通知機能など、使用するアプリによっては追加の機能が必要な場合もあります。
最適な安否確認アプリを選ぶためには、目的や使用用途を明確にし、必要な機能を考慮することが重要です。

予算内で利用できるか確認

予算内で利用できるかどうかの確認も、安否確認アプリを選ぶ際に確認したいポイントです。
市場にはさまざまな価格帯の安否確認アプリが存在するため、最初に予算を明確に設定し、それに基づいてアプリの選択を行う必要があります。
予算内で利用できるアプリを選ぶことで、無駄に高いアプリを購入しないで済むため、経済的な面での負担を軽減できます。
ただし、予算に合わせて選ぶ際には、機能や品質のバランスも考慮しなければなりません。
最低限の安否確認機能を備えているだけでなく、セキュリティや信頼性も確保された安否確認アプリを選ぶことが重要です。
予算内で利用できるか確認しながら、必要な機能と品質を兼ね備えた安否確認アプリを選ぶことで、より安否確認アプリを有効的に使えるようになるでしょう。

使いやすさの確認

自分に合った安否確認アプリを選ぶには、使いやすさの確認も重要です。
アプリの使いやすさは、簡単な操作手順や分かりやすいメニュー構成などが該当します。
ユーザーが迅速に登録やログインができ、安否情報の更新や他の人の状況確認が容易に行えることが重要です。
また、通知機能やアラート機能が備わっているかも確認すべき点です。
使いやすい安否確認アプリは、緊急時や混乱した状況下でも迅速な安否確認が可能となり、効率的な対応をサポートします。
利用者の利便性と安全確保のために、アプリの操作性はチェックすべき欠かせない要素でしょう。

「クロスゼロ」では、実際の画面を見ながら操作を確認できる「無料オンラインデモ」をご用意しております。

おすすめの安否確認アプリ6選【企業向け】

1. cross zero(クロスゼロ)

cross zero(クロスゼロ)
▲出典:cross zero(クロスゼロ)

総合防災アプリ「クロスゼロ」は、安否確認や災害への備え、発災後の避難行動・情報伝達まで、命を守るための行動をサポートする総合防災アプリです。
安否確認の自動・手動配信やチャット機能、掲示板、備蓄管理など、日常生活から災害時までさまざまな場面で活用することができます。

Webサイト https://x-zero.jp/
料金プラン ベーシックプラン:66,000円~264,000円/年額
BCP対策プラン:99,000円~396,000円/年額
リスクゼロプラン:132,000円~528,000円/年額

ただし、これらすべての機能が備わっているわけではありません。自社に必要な機能が搭載されている安否確認アプリを選びましょう。

2. Biz安否確認

Biz安否確認
▲出典:Biz安否確認

Biz安否確認は、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する安否確認サービスです。
通信事業者ならではの堅牢性を持ち、スマホアプリ・メール・電話による通知にも対応しています。どれだけ使っても定額料金なので、コスト管理も簡単です。

Webサイト https://www.ntt.com/business/services/application/risk_management/anpi.html
料金プラン ◇ライトプラン
月額費用:11,000円
◇お手軽導入プラン
初期費用:11万円
月額費用:11,440円~
◇通常プラン
初期費用:22万円
月額費用:11,440円~

3. セコム安否確認サービス

セコム安否確認サービス
▲出典:セコム安否確認サービス

セコム安否確認サービスは、被災時の初動対応と備えのトータルサポートを提供しています。BCPにも対応しており、豊富な実績があるサービスです。
24時間365日体制のオペレーション力で、専門スタッフが独自ノウハウを駆使してスピーディーに対応します。
また、家族安否確認代行機能や、LINE WORKSとの連携機能、社員参集機能、地図表示など、役立つオプション機能も用意されています。

Webサイト https://www.secom.co.jp/business/saigai/anpi/anpi.html
料金プラン 初期費用:55,000円
月額費用:~11,000円から19,800円
※30日間無料体験あり

4. 安否コール

安否コール
▲出典:安否コール

安否コールは、「安否確認をもっと簡単に」をコンセプトにした、ID・パスワード不要のコミュニケーションツールです。
自動安否確認通知や、GPS位置情報、アンケート機能、掲示板機能などさまざまな機能があり、スマートウォッチにも対応しています。

Webサイト https://www.anpi-system.net/
料金プラン 初期費用:105,000円
月額費用:5,000円

5. 安否確認bot for LINE WORKS

安否確認bot for LINE WORKS
▲出典:安否確認bot for LINE WORKS

安否確認bot for LINE WORKSは、災害時にbotが全社員に自動でメッセージを送信し、社員の安否確認を行い集計する安否確認サービスです。
チャットbotが質問形式で社員に安否確認を行い、リアルタイムに回答状況を集計して社員の状況をすぐに把握することができます。

Webサイト https://line.worksmobile.com/jp/feature/integration/ampi-biz/
料金プラン フリー:0円
スタンダード:450円(1ユーザー/月)
アドバンスト:800円(1ユーザー/月)

6. anppii

anppii
▲出典:anppii

anppiiは、無料で災害情報をチャットツール「Slack」で通知するサービスです。Slackのチャンネル内で安否確認ができ、リアルタイムで災害状況の共有ができます。
シンプルな操作が可能で登録も簡単なので、会社で普段からSlackを利用している場合におすすめです。

Webサイト https://anppii.jp/
料金プラン 月払い:3,300円〜
年払い:30,000円〜

安否確認アプリを導入する際の注意点

安否確認アプリを導入する際の注意点として、個人情報の管理の徹底が必要です。安否確認アプリでは、ユーザーの個人情報や位置情報など、機密性の高い情報を取り扱います。
そのため、個人情報の漏洩や不正利用を防ぐために、徹底した管理が求められます。
また、ユーザーには適切な情報開示や同意を求めるプライバシーポリシーの提供も必要です。
個人情報の収集や利用は最小限に抑え、目的外での利用や第三者への提供は避けるべきでしょう。
安否確認アプリを導入する場合は、個人情報の管理を徹底するようにしてください。

「クロスゼロ」は、災害発生時はもちろん、防災に役立つ様々な機能を備えた総合防災アプリです。
「クロスゼロ」の詳しい資料をお求めの方は、こちらからカタログ(PDF)をご請求ください。

安否確認アプリのまとめ

本記事では、安否確認アプリの必要性についてご紹介し、導入するメリットや注意点なども解説しました。
災害時には、電話やネットなどが繋がりにくくなり、連絡しづらくなります。
そんな状況の中でも、家族や友人、従業員などの安全を確認することが最優先であるため、安否確認アプリの導入が欠かせません。
クロスゼロでは、気象情報と連携して発災時に安否確認を自動配信します。
情報の信頼性はもちろん、素早く災害情報をキャッチするため、安否確認もスムーズに行えます。
安否確認の導入を検討している方は、ぜひ以下からお問い合わせしてみてください。

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