工事写真台帳とは?基本の作成手順とおすすめツールをわかりやすく解説

工事写真台帳とは?基本の作成手順とおすすめツールをわかりやすく解説

2025/06/25

建築

「工事写真台帳って、どう作るのが正解?」
そんな疑問を抱えたまま、なんとなく写真を撮って台帳をまとめていませんか?

工事写真台帳は、工事の内容や品質を客観的に示す証拠としても大切な役割を持っています。提出先や現場の規模によって求められる内容が異なる中で「どんな写真を残すべきか」「どう整理すればいいか」迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、工事写真台帳の役割から基本の構成、正しい作り方、そしておすすめのツールまでを網羅的に解説しています。
国土交通省の写真管理基準にもとづいて構成しており、初めての方でも実務でそのまま使える内容です。
工事写真台帳をこれから作る方は、ぜひ参考にしてください。

工事写真台帳とは?役割や構成項目

工事写真台帳とは、工事現場で撮影された施工写真を時系列や工程ごとに整理・記録した台帳のことです。
主に「工事が適切に実施されたこと」や「設計通りに進行し、品質が確保されていること」を客観的に証明する資料として活用されます。

特に大切なのが、完成後に見えなくなってしまう部分の記録です。
具体的には、以下のようなケースで活用されます。

  • 土木工事における基礎部分や埋設配管の施工状況
  • 建築現場での鉄筋の配置や断熱材の施工
  • 電気・設備工事における配線や配管の取り回し

記録を写真として残すことで、後工程での確認や保守管理、トラブル時の検証がスムーズになります。
記録としての整合性を保つため、撮影日・工種・撮影位置などの情報を写真ごとに明記するのが基本です。

工事写真台帳は、単に写真を並べるだけのものではなく、工事の内容を見える化し、記録として後々残す資料です。
工事写真台帳にはいくつかの役割があり、それぞれの目的に応じた写真整理が求められます。

工事写真台帳の役割

工事現場では、施工中にしか確認できない箇所(地中・壁内・配管・鉄筋など)が数多く存在します。
工事写真台帳の役割は、工事の正当性・品質・進捗状況を証明し、関係者間の信頼を確保することです。発注者・監督官庁・元請企業・施工業者など多くの関係者に対して、施工内容の可視化と説明責任を果たすための資料にもなります。

工事写真台帳が活用できるのは、以下のような場面です。

検査時の確認資料 設計通りに施工されているかを示す
引き渡し時の説明資料 見えなくなる部分の状況を伝える
トラブル発生時の証拠 施工ミスの有無や責任範囲の確認に役立つ
維持管理・保守点検用資料 改修や修理時の参考データになる

国土交通省の「写真管理基準」では、「写真は“改ざんができない状態で整理・保管すること”が求められる」とされており、信頼性の高い記録手段としての役割も重視されています。

工事写真台帳は「工事現場の見えない部分を見える化し、証拠として残すツール」です。
品質確保・責任明確化・関係者間の合意形成において欠かせない役割を果たす、建設現場の必須要素といえるでしょう。

基本の構成項目

工事写真台帳は「誰が見ても工事の内容が正しく伝わる」ように、一定の構成項目をそろえて記載しなければなりません。
適切な項目が整理されていないと、写真が何を意味しているのかがわからなくなり、証拠資料としての信頼性が損なわれてしまいます。
特に、工事に関わる関係者が多い場合や、検査・トラブル対応時には、明確な情報整理がそのまま業務効率やリスク回避につながります。

工事写真台帳の基本構成は、以下の3つです。

工事基本情報
  • 工事名:例)〇〇ビル新築工事
  • 工事番号:社内管理用のID
  • 発注者:施主や元請企業の名称
  • 撮影日:写真を撮影した日付
  • 工事場所:現場の住所や地番
写真に関する情報
  • 写真番号:写真の識別用
  • 測点(位置):現場内の具体的な撮影場所
  • 工種:基礎工事、鉄筋工事など
  • 備考:補足情報(寸法、簡易図など)
写真データそのもの
  • 写真は直接貼り付けるのが一般的

「工事基本情報」「写真情報」「写真データ」の3つをセットで整理すれば、信頼性のある工事写真台帳が作れるでしょう。
上記の構成を守ることで、検査にも保守・確認にも強い資料になります。

工事写真台帳の作成方法

工事写真台帳を作成するには、単に写真を集めるだけではなく「どのように撮り、どう整理し、どの情報を添えるか」の一連の流れを理解しておく必要があります。
正しく作成された台帳は、検査や提出時の信頼性を高めるだけではなく、トラブル対応や維持管理にも役立ちます。
ここでは、工事写真台帳を作成するうえで押さえておくべき基本手順を、以下の4つに分けて解説します。

ステップを押さえることで、誰が見ても分かりやすく、検査にも対応できる台帳が作成できます。
それでは、順を追って詳しく見ていきましょう。

撮影写真を準備する

工事写真台帳に必要な写真は、事前に撮影計画を立てて準備しましょう。
いきなり現場で撮影を始めると、撮影の抜け漏れや不適切なアングルなどのミスが起きやすくなります。
発注者や自社の規定によって求められる写真の種類や撮影ルールが異なるため、あらかじめ内容を確認しておくことで、後の手戻りや修正作業を防げます。

例えば、監督者として台帳を作成する場合は、以下のような写真が必要です。

着工前の現場写真 全体の状況を把握できる広角写真
施工中の工程写真 基礎・鉄筋・型枠など工程ごとの記録
完成後の写真 仕上がり状態や寸法の確認ができるもの

国土交通省の「写真管理基準」では、基本的に着手前・施工中・完成後の3段階での写真が必要とされています。
撮影は「ぶっつけ本番」ではなく計画的に進めなければなりません。
必要な写真を確実に押さえるためにも、事前準備を怠らないようにしましょう。

表紙を作成する

工事写真台帳の表紙には、必要な基本情報を正しく記載し、誰が見てもすぐに内容が分かるように整えなければなりません。
台帳の表紙は、その工事写真が「どの工事に関するもので、いつ、誰が関わったものか」を示す最初の案内板のような役割を持ちます。
記載が不十分だと、写真台帳の信頼性が下がったり、提出先での確認作業に支障が出たりする恐れがあります。発注者によってフォーマットが指定されている場合もあるため、事前確認は欠かせません。

表紙には、最低限以下の項目を記載するようにしましょう。

工事名 正式名称を記載(例:○○ビル新築工事)
工事箇所 住所や施工位置(区画名・番地など)
工期 着工日〜完了日までの期間
工事責任者 現場の責任者の氏名または部署名

上記の情報が明記されていることで、提出先や閲覧者が内容を即座に把握でき、照会時にもスムーズに対応できます。
工事写真台帳の表紙は単なる見た目ではなく「正しく伝えるため」に必要なものです。
情報の抜けや記載ミスがないように作成しましょう。

写真を分類・レイアウトする

工事写真台帳は、アルバム形式で写真を分類・整理し、見やすくレイアウトする必要があります。
台帳は、自分だけでなく第三者(発注者・検査担当者など)にとっても見やすい構成でなければなりません。写真がバラバラに並んでいたり、関連性が不明瞭だと、内容の理解が難しくなり、信頼性にも影響します。

写真は以下のような分類に従って、フォルダ分けや見開き順で構成しましょう。

着手前および完成写真 着工前と完成後を対比できるように並べ、全体と部分の写真を両方掲載
施工状況写真 施工の流れがわかるよう、工種や工程ごとに整理
安全管理写真 保安設備・立入禁止措置など、安全対策が実施されている様子を記録
使用材料写真 材料の搬入・使用中の状況を写し、品質や仕様が守られていることを証明
品質管理写真 測定・試験の実施中の様子を記録し、品質確保の体制を可視化
出来形管理写真 完成形状や計測値が確認できるよう、計測器・数値が写った写真を掲載
災害写真
(※該当がある場合)
自然災害や突発的事象があれば、その被害状況を記録
事故写真
(※該当がある場合)
工事中の事故発生時の様子を写真で保存

写真はただ貼り付けるのではなく、目的に応じた分類・配置が必要不可欠です。「誰が見ても工事内容が一目で分かる」構成が、台帳の価値と信頼性が高める要素につながります。

補足情報を追記する

工事写真に補足情報を追記すれば、写真の内容が正確に伝わり、台帳の完成度と信頼性が高まります。工事写真は、後から「どの工種・どのタイミングの施工か」を正確に把握する必要がありますが、黒板の情報だけでは不十分だったり、読みづらいこともあるからです。
そのため、特に黒板が写っていない写真や、文字が不鮮明な場合は、余白スペースなどを活用して台帳内に補足説明を加えることが必要です。

補足情報を記載する際は、以下のポイントを確認しましょう。

補足情報が必要なケース
  • 黒板がない
  • 黒板の文字がぼやけて判読不能
  • 写真だけでは施工内容が分かりにくい
補足情報の記載例
  • 撮影箇所の名称(例:南側外壁・1階基礎部)
  • 工種名(例:鉄筋工事・型枠組立)
  • 撮影日・工程名・対応図面番号など
整理のコツ
  • ページ内は同じ施工箇所の写真で統一
  • 写真の下や横に余白を使って補足情報を手書き・テキスト入力で記載
  • 不要な補足は入れすぎず、要点のみ明確に書く

補足情報の追記は、写真の意味を伝えるための通訳のようなものです。
黒板だけに頼らず、必要に応じて台帳に補足を書くことで、誰が見ても誤解なく情報を読み取れる、完成度の高い工事写真台帳になります。

工事写真台帳が作成できるツール

工事写真台帳は、写真の整理・分類・補足情報の記載など、多くの手間がかかる作業です。
そこで便利なのが、工事写真台帳の作成を効率化できる専用ツールやアプリの活用です。
最近では、スマホやタブレットで撮影した写真を自動で分類・レイアウトし、簡単に台帳を作成できるクラウド型のツールも増えています。

ここでは、工事写真台帳の作成に役立つ代表的な3つのツールを紹介します。

それぞれの特徴などを詳しく見ていきましょう。

Excel

エクセルは、低コストで柔軟に工事写真台帳を作成できる、汎用性の高いツールです。

エクセルの主な特徴は、以下のとおりです。

自由なレイアウトが可能 セル幅や行の高さを調整して、写真の大きさ・位置を自由にカスタマイズできる
テンプレート ネット上に無料テンプレートが多数あり、自社用にカスタマイズして使える
コストがかからない 既にMicrosoft Officeを導入していれば、追加費用なしで作成可能
コメントや補足情報も
記載しやすい
備考欄やセル内にテキストを追記しやすく、黒板の補足にも対応

特に、無料で使いやすいのがエクセルの大きな特徴です。
ただし、以下のような注意点もあります。

  • 写真の枚数が多いとファイルが重くなりやすい
  • 自動整理やクラウド共有機能はなく、管理や更新に手間がかかる
  • 作成ミス・入力漏れが起こりやすく、ダブルチェックが必要

「コストを抑えつつ、自分のペースで丁寧に作成したい」という方には、エクセルは今もなお有力な選択肢です。
自社の業務スタイルに合った活用方法を見つければ、信頼性の高い台帳を十分に作成できます。

こういう人におすすめ
  • 無料で使えるツールを活用したい人
  • 細かいレイアウトや構成を自由に調整したい人
  • オフライン環境で台帳作成を行う必要がある現場

工事写真台帳アプリ

工事写真台帳アプリは、スマホやタブレットから工事写真をその場で撮影・整理し、台帳として活用できるモバイル対応ツールです。
現場での写真撮影から、補足情報の入力・クラウド共有までをその場で完結できる操作性が大きな魅力です。

スマホでそのまま撮影・整理 現場での記録をリアルタイムに台帳へ反映可能
黒板アプリとの連携が可能 電子黒板を使ってその場で撮影内容を記録・自動反映
クラウド保存&共有機能 撮影した写真は即クラウドにアップされ、社内外で共有可
軽量かつ直感的なUI 現場スタッフでも扱いやすく、トレーニングの手間も最小限

最近では、PCともデータを連携できるクラウド型アプリが主流となっており、オフィスに戻らずともリアルタイムで写真を共有・管理が可能です。

ただし、以下のような注意点もあります。

  • 電波が届きにくい現場ではアップロードに時間がかかることがある
  • PCに比べて編集やレイアウトの自由度はやや限定的
  • バッテリー消耗が早いため、長時間の撮影にはモバイルバッテリー必須

現場作業の流れを止めずに記録・管理ができるのが、工事写真台帳アプリ最大の強みです。複雑な編集が必要な場合や大規模な台帳構成には、PCソフトとの併用も検討するとよいでしょう。

こういう人におすすめ
  • スマホでそのまま写真を台帳化したい現場担当者
  • 小〜中規模現場でスピード重視の管理をしたい方
  • パソコン作業を極力減らしてシンプルに運用したい人

工事写真台帳アプリのおすすめには、以下のようなものがあります。

PRODOUGU

PRODOUGU製品ページ
引用:PRODOUGU
特徴
  • iPad/iPhoneとPCをクラウドで連携する建設現場向け管理ツール
  • 図面・写真・黒板・台帳まで一元管理可能
  • 撮影リストに従って写真を撮るだけで、自動でフォルダ振り分け
  • 写真はExcel形式で簡単にアルバム出力できる
主な機能
  • 電子小黒板との連携・改ざん検知
  • CAD・PDFなど多様な図面ファイルに対応
  • 撮影写真の自動分類(棟・階・工種・施工内容など)
  • 図面上への手書きメモやマーカー機能
料金
  • 基本プラン:年額60,000円(税抜)
  • モバイルアプリ:1ライセンスあたり年額36,000円(税抜)
  • 初期開設費:30,000円(税抜)
  • ストレージ追加:10GBごとに6,000円(税抜)
提供会社 株式会社建設システム(KENTEM)

PRODOUGU(プロドウグ)は、iPadやiPhoneで撮影した現場の工事写真を、クラウド上でリアルタイムに管理・整理できる建設業向けの業務支援ソフトです。
図面・黒板・写真を一元管理し、施工中の情報を撮影時点で自動分類して台帳化できるのが最大の強みです。

CAD図面(DWG・DXF・JWWなど)やPDFの閲覧・書き込みにも対応しており、従来の紙ベース作業をスマートデバイスに完全移行できます。
写真はExcel形式でアルバム出力ができ、提出書類の作成もスムーズにできます。
現場の情報整理と台帳作成を一気に効率化したい現場にぴったりのクラウドツールです。

PRODOUGUの機能について詳しく知りたい方は、特設サイトをご覧ください。
PRODOUGU 特設サイト

ミライ工事

ミライ工事
引用:ミライ工事
特徴
  • スマホ1台で工事写真の撮影から台帳作成まで対応
  • 初期費用ゼロ、写真60枚までは無料で利用可能
  • 電波が届かないオフライン環境でも利用可能
  • チャット機能で現場関係者と台帳単位で情報共有
主な機能
  • 電子小黒板(黒板登録・履歴・後付け対応)
  • 写真のクラウド保存・自動分類
  • 台帳テンプレートの作成・共有機能
  • 写真の一括取込・フォルダ管理・ダウンロード
料金
  • 初期費用:0円
  • 無料枠:写真60枚程度までは1名無料
  • 有料プラン:月額900円(税込)〜(利用状況により変動)
提供会社 株式会社ミライ工事

ミライ工事は、スマホを使って現場でそのまま工事写真の撮影・整理・台帳化まで完結できるシンプルな写真管理アプリです。
操作がわかりやすく、特別な機材も不要で、初期費用ゼロから始められる手軽さが大きな魅力です。
黒板情報の後付けや、お気に入り黒板の登録機能も備えており、現場での記録作業の効率化と統一化が図れます。

無料プランから気軽にスタートでき、小規模現場や個人事業主にも使いやすい工事写真台帳アプリとして注目されています。

電子小黒板 PhotoManager

電子小黒板 PhotoManager
引用:電子小黒板 PhotoManager
特徴
  • 電子小黒板付きの写真がスマホ・タブレットで撮影可能
  • 撮影データはGoogle DriveやDropboxなどに保存・共有可能
  • J-COMSIAの小黒板情報連携機能検定に合格済み
主な機能
  • 電子小黒板の合成・自動記録(後付けにも対応)
  • 写真のクラウド保存(Google Drive / Box / Dropboxなど)
  • アルバム作成ソフト「PhotoManager」とのスムーズな連携
  • 撮影画像への改ざん検知対応(信憑性確認済)
料金
  • 初期費用:0円
  • ランニングコスト:0円(PhotoManagerアプリは別途契約)
提供会社 株式会社ワイズ

電子小黒板 PhotoManagerは、スマホで工事写真を撮影し、そのまま電子小黒板を合成できる無料の写真撮影アプリです。
アプリ単体では撮影と黒板記録に特化しており、台帳作成などの後工程はPC向けソフト「PhotoManager 19」と連携して行う構成になっています。

改ざん検知機能や小黒板情報の信憑性確認にも対応しているため、公共工事など信頼性が求められる現場でも安心して活用できます。

工事写真台帳ソフト

工事写真台帳専用ソフトは、写真の整理・分類・補足情報の入力などを効率よく行えるツールです。自動レイアウトやクラウド共有機能を備えており、現場作業と書類作成の両方を時短・省力化できる点が魅力です。
最近ではクラウド対応型のソフトも多く、現場とオフィスでリアルタイムにデータを共有できる機能も充実しています。

工事写真台帳ソフトの主な特徴は、以下のとおりです。

自動レイアウト機能 写真を取り込むだけで、台帳のフォーマットに沿って自動で配置される
写真の一括管理 工事ごと、日付ごと、工種ごとに写真をまとめて管理できるフォルダ機能付き
補足情報の入力サポート 黒板の文字を読み取るOCR機能や、入力補助機能があるソフトも存在
クラウド共有が可能 チーム内や発注者との共有もスムーズに行える(クラウド対応型の場合)

特に、作業時間の短縮とミス防止を両立できるのが専用ソフトの大きな特徴です。
ただし、以下のような注意点もあります。

  • 導入コストが発生する(買い切り or 月額制が多い)
  • 操作に慣れるまで時間がかかる場合がある
  • 機能が多すぎて「そこまで必要ない」と感じるケースも

現場の規模や作業フローに合ったソフトを選ぶことが必要です。

こういう人におすすめ
  • 台帳作成にかかる時間をできるだけ短縮したい人
  • 写真の分類・整理をチームで分担したい現場
  • スマホやクラウド連携でペーパーレス化を進めたい企業

工事写真台帳ソフトのおすすめには、以下のようなものがあります。

蔵衛門クラウド

蔵衛門クラウド
引用:蔵衛門クラウド PhotoManager
特徴
  • 工事写真を中心としたクラウド型現場共有ツール
  • グループ作成で社内外問わず関係者と写真共有(人数無制限)
  • 台帳、図面、黒板、チャットも一元管理
  • 現場用の専用端末(蔵衛門Pad)も提供
主な機能
  • 写真のクラウド自動保存・共有
  • AIによる写真の自動分類(工種・日付・撮影者など)
  • 黒板OCR機能による情報読み取り
  • 図面・台帳・黒板・写真の一括管理
  • 手書き注釈・マーク付きの写真加工機能
  • 写真からの台帳自動生成
料金
  • 無料プランあり
  • プレミアムプラン(エンタープライズ):月額600円~/ID(ライセンス数に応じて変動)
  • 初期費用なし
提供会社 株式会社ルクレ

蔵衛門クラウドは、現場で撮影した写真をリアルタイムでクラウドに保存・共有し、台帳や図面も一括管理できる工事写真台帳ソフトです。
写真を起点に、コミュニケーションや書類作成まで現場業務を一元化できるのが大きな強みです。
現場の「今」をすぐに共有し、写真整理・台帳作成まで一貫して行える蔵衛門クラウドは、効率化を重視した現場運営にピッタリのソフトです。

ANDPAD

ANDPAD
引用:ANDPAD
特徴
  • 現場から経営レベルまでをつなぐ、オールインワン型クラウドサービス
  • 写真・図面・工程表などの最新情報をクラウドで一元管理
  • 写真と黒板を自動で台帳化できる「ANDPAD黒板」と連携可能
  • 図面や写真へのスタンプ・書き込み機能が豊富
主な機能
  • 工程表・スケジュール管理
  • 写真台帳の自動作成(ワンクリック台帳機能)
  • 黒板連携(ANDPAD黒板)で写真と黒板を自動転記
  • 図面・写真へのスタンプ・書き込み(移設・撤去など)
  • 受発注・電子契約管理
  • チャット・通知機能による情報共有
料金
  • 要問い合わせ(企業規模・導入内容により変動)
  • 無料トライアル・デモあり(問い合わせフォームより依頼)
提供会社 株式会社アンドパッド

ANDPAD(アンドパッド)は、工事写真の台帳作成だけではなく、工程表・図面・受発注管理までを一元化できるクラウド型の建設プロジェクト管理ソフトです。

現場の効率化はもちろん、業務全体の生産性を高め、経営改善につながる多機能プラットフォームとして注目されています。
台帳作成にとどまらず、図面管理や工程調整、業者間のやり取りまで一元化できるANDPADは、現場と会社全体のDXを加速させるために役立てられるでしょう。

Photoruction

Photoruction
引用:Photoruction
特徴
  • 写真管理・図面・書類業務を統合したオールインワン型建設DXツール
  • 写真の自動整理と属性検索(撮影日・撮影者・工種など)に対応
  • 台帳・是正指示書・日報・安全書類までモバイルで作成可能
  • 電子小黒板を標準搭載し、入力情報を自動で写真属性に反映
主な機能
  • 写真の自動整理・検索機能(タグ・属性情報)
  • 写真台帳・是正指示書の自動作成
  • 電子小黒板(情報を写真に自動連携)
  • 日報、安全書類、独自帳票の現場作成
  • 図面管理・注釈・比較機能
料金
  • 要問い合わせ(プロジェクト規模や利用範囲により変動)
  • 無料デモ・相談受付あり
提供会社 株式会社フォトラクション

Photoruction(フォトラクション)は、40万件以上の建設プロジェクトで導入されている、写真管理・台帳作成・書類業務を一元化できるクラウド型建設プラットフォームです。

工事写真の整理・台帳作成だけではなく、日報や安全書類、是正指示など現場業務に必要な書類もまとめて作成・管理できる点が大きな強みです。

Photoructionは、「アプリ+アウトソーシング」で現場の負担を軽減しながら、建設業務のDXを推進するのに役立つでしょう。

まとめ

工事写真台帳は、施工のプロセスや品質を客観的に記録・証明できる書類です。
どのような工事が、どのように行われたかを明確に残すことで、検査や引き渡しはもちろん、保守・点検・トラブル対応にも確かな根拠として役立ちます。
ただ、撮影の段取りや補足情報の整理、写真の分類やレイアウトには手間がかかり、現場の負担になりやすいのも事実です。
そこで、専用ソフトやアプリを活用すれば、作業時間の短縮と記録の質の向上が期待できます。

なかでも「PRODOUGU」は、iPadやPCと連携しながら、写真・図面・黒板をまとめて管理できるクラウド型ツールとして注目されています。
現場と事務所間のデータ共有がスムーズになり、台帳もExcel形式で簡単に出力可能です。

建設現場の作業効率化を図りたい方、DX化が気になっている方は、ぜひPRODOUGUの導入をご検討ください。
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  • iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • iPhone の商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
  • その他の社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

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