現場管理アプリおすすめ5選|選び方・注意点や推奨機能を解説

現場管理アプリおすすめ5選|選び方・注意点や推奨機能を解説

2025/07/31

建築

建設現場の業務効率化を実現するため、現場アプリの導入を検討する企業が増えています。

しかし「どのアプリを選べば良いかわからない」「機能が多すぎて使いこなせるか不安」「コストに見合う効果が得られるか」といった悩みをお持ちの方も多いでしょう。
現場アプリは数多く存在し、それぞれに特徴や料金体系が異なります。効果的な活用のためには、自社の業務に合った適切なアプリを選ぶ必要があります。

本記事では、評価の高い現場アプリ5選と選び方のポイントを詳しく解説します。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

現場管理アプリとは?

現場管理アプリは、建設現場や製造現場での業務をデジタル化し、効率的に管理できるツールです。
スマホやタブレットにインストールして使用でき、現場のスタッフ全員がリアルタイムで情報を共有できます。従来の紙での管理や電話でのやり取りと比べ、業務効率化が期待できるでしょう。

データはクラウド上で一元管理されるため、オフィスにいながら現場の状況を把握したり、現場間での情報共有もスムーズにできます。ペーパーレス化によって書類の保管スペースも削減できます。

ただし、アプリの導入には会社の承認が必要です。セキュリティポリシーによって導入できない場合もあるため、事前に確認するようにしましょう。

現場管理アプリのおすすめ5選

現場管理アプリは数多く存在しますが、機能や使いやすさ、料金体系は各社で異なります。

現場の業務効率化を実現するためには、自社の規模や業務内容に合ったアプリを選ぶことが大切です。ここでは、実際の導入実績や利用者の評価が高い現場管理アプリを5つ紹介します。

それぞれのアプリの主な機能や料金、特徴を詳しく解説していきますので、自社に最適なアプリを見つける参考にしてください。

PRODOUGU(プロドウグ)

PRODOUGUサイトの画面キャプチャ PRODOUGU 建設現場でのちょっと待っての積み重ねが大きなロスを生んでいませんか? 現場写真の管理はもっと効率化できる。
出典:PRODOUGU特設サイト

PRODOUGUは、建設現場の業務をトータルにサポートする総合型の施工管理アプリです。
パソコンとiPad/iPhoneをクラウドで連携させ、図面管理から工事写真の撮影、アルバム出力まで、現場で必要な作業をオールインワンで管理できます。

PRODOUGUの主な内容は、以下のとおりです。

主な機能
  • CAD図面の直接取り込み(dwg/dxf/jww対応)
  • PDF複数ページ取り込み
  • 図面への書き込み機能
  • 電子小黒板対応
  • 写真の自動振り分け
  • アルバム出力
料金プラン
  • 基本料金:60,000円(税抜)/年
  • モバイルアプリ:36,000円(税抜)/年/ライセンス
  • 初期費用:30,000円(税抜)
特徴
  • 利用人数無制限
  • クラウドストレージ100GB付属
  • 安全なデータ保管

PRODOUGUを導入すれば、現場での作業時間を大幅に短縮できます。特に、CADデータを直接取り込める点や、撮影した写真が自動で振り分けられる機能は、日々の業務効率化につながるでしょう。

KANNA

KANNA公式サイトの画面キャプチャ 施工管理のDX化は、比較するほどKANNAで決まり。 KANNAをはじめる(無料) 資料ダウンロード
出典:KANNA公式サイト

KANNAは、2020年7月にリリースされた比較的新しい施工管理アプリです。シンプルで直感的な操作性が特徴で、建設現場の業務効率化を実現するために必要な機能を搭載しています。

KANNAの主な内容は、以下のとおりです。

主な機能
  • 案件・顧客管理
  • 工事写真管理
  • 図面の共有
  • 報告書作成
  • チャット機能
  • 工程管理
  • 工事黒板
料金プラン
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:0円~(プランにより変動)
特徴
  • 直感的な操作性
  • プラン選択の自由度が高い
  • 無料トライアル可能
無料トライアル

KANNAの最大の特徴は、案件・顧客管理機能によって現場の情報を一元管理できる点です。工事のスケジュールや進捗状況をリアルタイムに把握できるため、管理者が現場に足を運んだり、メールや電話で何度も確認したりする手間が省けます。

基本機能を0円から利用できる点も、導入を検討する企業にとって魅力的でしょう。

サクミル

サクミル公式サイト画面キャプチャ 月額4000円でサクッと現場管理 シンプルで使いやすく機能も充実。建設業の効率化なら、まずは「サクミル」。 無料で試してみる 資料ダウンロード
出典:サクミル公式サイト

サクミルは、建設業の現場作業から事務、経理までを一括管理できる現場管理アプリです。特に40代~60代のユーザーを意識した使いやすいインターフェースが特徴です。

サクミルの主な内容は、以下のとおりです。

主な機能
  • 現場管理
  • 工程管理
  • 写真台帳作成
  • 作業日報
  • 見積もり・請求管理
料金プラン
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:4,000円
    (※2025年1月31日まで人数無制限)
特徴
  • PCやスマホに不慣れな方でも使いやすい設計
  • 高いコストパフォーマンス
  • 現場作業から経理まで一括管理
無料トライアル

サクミルの魅力は、直感的な操作性と手頃な料金設定です。現在は期間限定で、通常30人までの利用人数制限が撤廃され、4,000円で人数無制限で利用できます。

2ヶ月間の無料トライアルを通じて、機能や使い勝手を実際に確認できるため、導入を検討している企業は、まずは試してみるのがおすすめです。

現場ポケット

現場ポケット公式サイト画面キャプチャ 施工管理者の生産性向上アプリ 現場ポケット まずは資料請求する
出典:現場ポケット公式サイト

現場ポケットは、建設業界関係者から高い支持を得ている施工管理アプリです。日本マーケティングリサーチ機構の調べでは「建設業界関係者が選ぶ施工管理アプリ」でNo.1を獲得しています。

参照:PRTIMES「施工管理アプリ「現場ポケット」が3冠獲得|日本マーケティングリサーチ機構調査

現場ポケットの主な内容は、以下のとおりです。

主な機能
  • アルバム機能
  • 日報作成
  • チャット
  • 報告書機能
  • 掲示板機能
料金プラン
  • 初期費用:0円
  • 年間契約:11,880円(税込)
  • 月額契約:13,200円(税込)
特徴
  • シンプルなデザイン設計
  • 現場管理に特化した機能
  • 充実したアフターフォロー
  • 業界最安値クラスの料金設定
無料トライアル

現場に必要な機能だけを厳選して搭載しているため、他社の施工管理アプリと比べて低コストで導入できます。初めて施工管理アプリを使う方でも安心して利用できるよう、使いやすさにこだわった設計と充実したサポート体制を整えています。

Photoruction(フォトラクション)

Photoruction(フォトラクション)公式サイト画面キャプチャ 建設業をスマートに強く SaaSとAI-BPOで建設生産を標準化 生産性と品質がさらに向上するオールインワン建設プラットフォーム 資料ダウンロード
出典:Photoruction(フォトラクション)公式サイト

Photoruction(フォトラクション)は、「建設を限りなくスマートに」をコンセプトに開発された建設業向けアプリです。日本マーケティング機構の調査では、「サポートの充実度」「生産性向上への期待」「建設業従事者からの推奨度」の3項目でNo.1を獲得しています。

参照:PRTIMES「建設業向けクラウドサービス「Photoruction(フォトラクション)」が、日本マーケティングリサーチ機構の調査で3冠を獲得しました!

主な機能
  • 現場・工程管理
  • 写真・図面管理
  • タスク管理
  • 電子納品
  • BIM対応
料金プラン
  • 初期費用:0円~
  • 月額費用:要問い合わせ(利用人数に応じて変動)
特徴
  • 幅広い業務に対応
  • 充実したサポート体制
  • 高い生産性向上効果
  • BIMまで含めた統合管理
無料トライアル

Photoructionの特徴は、写真管理からBIMまで、建設現場で必要な幅広い業務に1つのアプリで対応できる点です。複数のアプリを使い分ける必要がないため、業務の効率化と管理の一元化を同時に実現できます。

現場管理アプリの主要な機能

現場管理アプリを選ぶ際には、自社の業務に必要な機能が搭載されているかどうかの確認が重要です。効果的な業務効率化を実現するために、現場管理アプリが備えておくべき主要な機能を見ていきましょう。

情報共有機能

情報共有機能は、現場管理アプリの中でも最も基本的かつ重要な機能の一つです。
現場とオフィス間での素早い情報共有により、コミュニケーションの円滑化と意思決定の迅速化を実現します。

主な情報共有機能には、以下のようなものがあります。

  • 最新の図面や施工要領書を現場でいつでも確認可能
  • 工事写真を関係者間で即座に共有
  • 工事の進み具合をリアルタイムで確認可能

これらの機能により、現場スタッフは必要な情報にすぐにアクセスでき、管理者は現場の状況を常に把握できます。結果として、手戻りの防止や作業効率の向上につながります。

スケジュール管理

建設現場の工期遵守と効率的な人員配置には、適切なスケジュール管理が不可欠です。
現場管理アプリのスケジュール管理機能を活用すれば、工程の遅れや人員の重複を未然に防ぐことができるでしょう。

主なスケジュール管理機能には以下のようなものがあります。

  • 複数の現場のスケジュールを一元管理
  • 計画と実績の差異をリアルタイムで把握
  • 工程の遅れや期限切れを自動で通知
  • 作業員の配置状況を確認

管理者は現場の進捗状況を正確に把握でき、問題が発生した際も迅速な対応が可能になります。スケジュールの見える化によって、関係者全員が同じ認識を持って作業を進められるでしょう。

報告書作成

現場管理アプリの報告書作成機能は、従来の手書きや表計算ソフトでの作成と比べ、大幅な時間短縮を実現します。日報や作業報告書のデジタル化により、報告業務の効率化が可能です。

報告書作成機能では以下のような作業が可能です。

  • テンプレートを活用した日報作成
  • 撮影した写真を報告書に直接取り込み
  • 入力内容をクラウドに保存し、紛失リスクを防止
  • 過去データの検索

報告書作成機能を活用すれば、現場担当者の事務作業時間を削減でき、本来の現場業務に集中できます。デジタルデータとして保管されるため、必要な情報の検索や共有も容易になります。

写真・図面管理

建設現場では日々多くの写真撮影と図面確認が発生します。写真・図面管理機能を使うことで、これらのデータを効率的に整理し、必要な時にすぐに取り出すことができます。

写真・図面管理機能の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 撮影日時や場所で写真を自動分類
  • 写真撮影時に必要な情報を即座に記入
  • 最新の図面をクラウドで共有
  • 図面への書き込みや変更点を時系列で確認

これらの機能により、写真の整理や図面の探索にかかる時間を削減できます。紙の図面を持ち運ぶ必要がなくなり、タブレット1台で現場の確認作業が完結できます。

現場管理アプリを選ぶ際のポイント

現場管理アプリは、業務効率化に役立つツールですが、自社の規模や業務内容に合わないものを選んでしまうと、かえって業務の混乱を招く可能性があります。効果的な導入を実現するために、以下のポイントを参考に、自社に最適なアプリを選びましょう。

  • 必要な機能の充実度
  • 料金体系
  • 使いやすさ
  • サポート体制

それぞれ確認していきましょう。

必要な機能の充実度

アプリを選ぶ際には、まず自社の業務内容を整理し、必要な機能が十分に搭載されているかを確認する必要があります。機能が多ければ良いわけではなく、実際の業務に即した機能が備わっているかがポイントです。

以下のような観点から、機能の充実度を確認しましょう。

  • 日報作成や写真管理など、日常的に使う機能の使いやすさ
  • 自社特有の作業工程や管理方法に対応できるか
  • 必要に応じて機能の追加や設定変更が可能か
  • 既存の社内システムとの連携が可能か

必要以上に機能が多いアプリは、かえって操作が複雑になり、現場での活用を妨げる可能性があります。自社の業務フローに合わせて、本当に必要な機能を見極めることが大切です。

料金体系

現場管理アプリの料金体系は、各サービスによって異なります。導入時のコストを抑えるだけではなく、長期的な運用を見据えた費用対効果の検討が必要です。

料金体系を検討する際の主なポイントは、以下のとおりです。

  • 導入時に必要な費用(無料から数十万円まで幅広い)
  • 利用人数やデータ容量による変動の有無
  • 機能追加やストレージ増設時の費用
  • 年間契約と月額契約での料金差

特に注意すべきは、見かけの料金の安さだけではなく、実際の運用に必要な機能がどの程度含まれているかという点です。基本料金が安くても、必要な機能がオプション扱いの場合、予想以上の費用が発生する可能性があります。

使いやすさ

現場管理アプリの導入を成功させるためには、現場スタッフが無理なく使いこなせる必要があります。いくら高機能なアプリでも、使いづらければ現場での活用は進みません。

使いやすさを確認する際のポイントは、以下の通りです。

  • 直感的な操作性
  • 表示の見やすさ
  • 入力のしやすさ
  • オフライン対応

PCやスマホの操作に不慣れなスタッフでも使えるかどうかも大切です。
無料トライアル期間を利用して、実際に現場スタッフに使ってもらい、操作性を確認すると良いでしょう。

サポート体制

現場管理アプリの導入後、実際の運用で疑問や問題が発生することは少なくありません。そのため、充実したサポート体制があるかどうかは、アプリ選びの判断基準の一つです。

確認すべきサポート内容には、以下のようなものがあります。

  • 初期設定や運用方法の説明
  • 電話やメールでの質問受付
  • マニュアルやFAQの充実度
  • 緊急時のサポート体制

特に重要なのは、問い合わせ時の対応スピードと質です。現場が止まってしまうような緊急時に、迅速かつ適切なサポートを受けられるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。

現場管理アプリを導入する際の注意点

現場管理アプリは導入後すぐに効果が出るわけではありません。効果的な活用のためには、導入前の準備から導入後のフォローまで、いくつかのポイントに注意が必要です。
ここでは、導入を効果的に進めるために押さえておくべき注意点を解説します。

目的を明確にする

現場管理アプリを導入する前に「なぜ導入するのか」「何を改善したいのか」などの目的を明確にする必要があります。漠然と「業務効率化のため」などの理由では、具体的な成果を得ることは難しいでしょう。

目的を明確にする際のチェックポイントは、以下のとおりです。

  • どの業務に時間がかかっているか
  • どの程度の効率化を目指すのか
  • どの作業をアプリで管理するのか
  • どのように効果を測定するのか

明確な目的を持つことで、自社に最適なアプリを選びやすくなり、導入後の運用もスムーズになります。現場スタッフへの説明もしやすく、理解と協力を得やすくなるでしょう。

無料プランやトライアルを活用する

現場管理アプリの本格導入前に、無料プランやトライアル期間を活用すれば、実際の使用感や機能の適合性を確認できます。これにより、投資リスクを抑えながら、最適なアプリを選定しやすくなるでしょう。

トライアル期間中に確認すべきポイントは、以下のとおりです。

  • 現場スタッフが実際に使いこなせるか
  • 必要な機能が揃っているか
  • 現場での動作に問題がないか
  • 既存システムとの互換性はあるか

トライアル期間は通常1~2ヶ月程度用意されています。トライアル期間を有効活用するため、事前に確認項目をリストアップし、複数のスタッフに実際に使ってもらうことをおすすめします。

他システムとの連携を確認する

現場管理アプリを導入する際は、既存の社内システムとの連携可能性を確認しておきましょう。データの二重入力や互換性の問題を防ぐことで、業務効率化を実現できます。

システム連携で確認すべきポイントは、以下のとおりです。

  • 既存システムとのデータ互換性
  • データの出力形式
  • 連携の自動化
  • データ連携時のセキュリティレベル

事前に連携の可否を確認しておくことで、導入後のトラブルを防ぎ、スムーズな運用が可能になります。特に、基幹システムとの連携が必要な場合は、システム担当者を交えた詳細な検証をおすすめします。

まとめ

現場管理アプリは、建設現場の業務効率化に欠かせないツールとなっています。本記事では、5つのアプリと、選定時のポイントを紹介しました。
現場管理アプリの導入を検討している場合は、まず自社の課題やニーズを明確にし、他システムとの連携も考慮しましょう。

中でも「PRODOUGU」は、図面管理から工事写真の撮影、アルバム出力まで、現場で必要な作業をオールインワンで管理できる総合型の建築業向け施工管理アプリです。100GBのクラウドストレージが標準で付属するなど、導入しやすい料金体系も特徴です。

PRODOUGUのような総合的な機能を持つアプリは、複数のツールを導入する手間を省き、効率的な現場管理を実現できます。

建設現場では、写真整理や図面確認などの"ちょっとした作業"が積み重なり、大きなムダや残業につながります。こうした課題を解決し、現場の効率化を実現するのが施工管理アプリ「PRODOUGU」です。
導入メリットや活用事例をまとめた資料を無料でダウンロードしてください。

手戻りゼロ・残業30%削減!
  • iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • iPhone の商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
  • その他の社名、および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

PRODOUGUに関する
無料相談(最大90分)

建築業向け施工管理アプリ「PRODOUGU」にご興味をお持ちいただいた方は、お気軽にお申し込みください。
業務効率化に関するご相談はもちろん、ご希望がございましたらPRODOUGU の機能をご覧いただくこともできます。

×
建築業向け施工管理アプリ PRODOUGUの特設サイトを見る
建築業向け施工管理アプリ PRODOUGU

PRODOUGUを活用して建設現場の写真管理と図面管理の課題を解決して、スマートな働き方に変えていきませんか? 特設サイトを見る