建設業におすすめの遠隔臨場システム5選を徹底分析!選び方のポイントや種類別の特徴を解説

建設業におすすめの遠隔臨場システム5選を徹底分析!選び方のポイントや種類別の特徴を解説

2024/03/14

2024/11/28

土木

建設業の会社の中で遠隔臨場を自社でも実施したいけれど、どんなシステムを導入すればいいか分からない、という課題を抱える人はいませんか?
遠隔臨場を実施するにはカメラや通信機器、建設システムなどの導入が求められます。
工事する現場の状況やコストなどを踏まえて、自社に合ったシステムを選ぶことが大切です。

今回は、種類別のおすすめ遠隔臨場システムの紹介や導入前の注意点を解説します。
自社で遠隔臨場システムの導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

遠隔臨場システムとは?

遠隔臨場とは、カメラや通信技術を活用して遠隔で作業を行う作業のことです。
ここからは遠隔臨場システムの基本的な情報として以下の2点を解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

遠隔臨場システムのメリット・デメリット

遠隔臨場システムを活用すれば、リモートでの現場確認が実現します。

人手不足の建設業にとって、業務効率化の手段の一つとして導入が進められている遠隔臨場ですが、下記のメリットやデメリットがあります。

メリット
  • 現場確認の手間を削減できる
  • 複数人で現場の確認作業を進められる
  • データを残して別の現場で活用できる
  • 社員教育のツールとして活用できる
デメリット
  • システム導入にコストがかかる
  • 現場によっては通信環境の整備が難しい
  • ツールの使い方に詳しいIT人材が必要になる

メリットが多い一方で、導入するにはシステムの導入費用やトラブル発生時も対処できるIT人材の配置などコストがかかる点も理解しておきましょう。

遠隔臨場システムの種類別の特徴

遠隔臨場システムは以下の種類に分かれます。

遠隔臨場システムの種類 特徴
カメラ スマートフォンのカメラやウェアラブルカメラなど
現場の状況を撮影する
センサー 現場に固定して観察できる
監視機能としても役立つ
クラウドツール カメラやセンサーなどのデータを複数人で閲覧する
映像の確認だけでなく資料共有や書き込みなども行う

遠隔臨場システムによっては、カメラの貸し出しのみ、クラウドツールのみなど、条件が制限されている場合もあります。

遠隔臨場で確認したい項目によっては定点での撮影の方が向いている場合もあるかもしれません。
遠隔臨場システムのそれぞれの特徴を理解して、自社に向いている機能を選びましょう。

おすすめの遠隔臨場システム5選

遠隔臨場システムはカメラやクラウドツールなど多岐に渡ります。
ここからはおすすめの遠隔臨場システムを5つ紹介します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

遠隔臨場 SiteLive

遠隔臨場 SiteLiveは、遠隔臨場に特化した撮影・配信システムです。
従来の監督職員が現地で立会のもと行っていた臨場確認に代えて、スマートデバイスで映像配信し、非対面で臨場が行えます。
遠隔臨場の対象検査である「材料確認」「段階確認」「確認・立会」の各検査項目が管理できるので、受発注者双方の確認・管理が容易になります。

立会検査にかかるスケジュール調整や移動時間の削減を実現することで、働き方改革や生産性の向上に繋がるでしょう。

商品名 遠隔臨場 SiteLive
会社名 株式会社建設システム(KENTEM)
料金 見積もり
公式サイト https://www.kentem.jp/product-service/sitelive/

どこでも臨場

どこでも臨場は、スマートフォンやPCを使った遠隔臨場システムです。

検査用のURLをクリックすると現場とオフィスをつなげる配信がスタートし、電子小黒板を表示しながら検査を実施できます。
映像に書き込みをしながら指示を出せる点が特徴的です。

商品名 どこでも臨場
会社名 ダットジャパン株式会社
料金 ビジネスプラン:26,400円/月
ビジネスプロプラン:79,200円/月
エンタープライズプラン:見積り
公式サイト https://dokodemo-doboku.jp/

VisualStage GO

VisualStage GOはCanonが提供するネットワークカメラです。

室内と屋外で利用できる機能が異なり、以下の2種類を用意しています。

  • 赤外線照明内蔵 屋外モデル 固定カメラキット
  • 10倍ズーム 屋外旋回モデル PTZカメラキット

配線工事が不要で、電源を入れるだけですぐに撮影が開始できる点は、ネット環境の整備が課題の会社にピッタリです。
固定して撮影ができる点から、現場の監視作業に役立つでしょう。

商品名 VisualStage GO
会社名 キヤノンマーケティングジャパン株式会社
料金 30日間録画:7,800円/月
60日間録画:8,300円/月
90日間録画:8,800円/月
180日間録画:10,300円/月
360日間録画:12,800円/月
公式サイト https://canon.jp/business/solution/networkcamera/
lineup/management/visualstage-go

Safie Pocket2

Safie Pocket2は現場での確認作業で活用できるウェアラブルクラウドカメラです。

カメラにLTE回線を設置しているため、通信環境の設定なしで利用できます。
また、首にかける・固定する・手持ちで撮影するなど複数の方法で撮影ができ、どんな現場でも利用しやすい点が魅力です。
録画データを保管できる点も、映像の振り返りとして役立つでしょう。

商品名 Safie Pocket2
会社名 セーフィー株式会社
料金 見積り
公式サイト https://safie.jp/

リモートアシスト

リモートアシストは、ウェアラブルカメラと Android端末を使った映像と音声の共有システムです。

作業者の耳元に装着できる小型カメラを利用するため、撮影中に手がふさがる心配もありません。
作業者の視界を共有しながら指示を出せることから、離れた現場での確認作業や指示出しに活用できるでしょう。

商品名 リモートアシスト
会社名 株式会社リモートアシスト
料金 機器一括購入(4G)(初期費用):144,600円
機器一括購入(4G)(月額費用):7,300円
短期レンタル(4G)(初期費用):10,000円
短期レンタル(4G)(月額費用):120,000円
公式サイト https://remote-assist.jp/

遠隔臨場システムを選ぶ際の注意点

遠隔臨場システムを選ぶ際は以下のポイントに注意してください。

それぞれ詳しく解説します。

自社に必要な機能を分析する

遠隔臨場システムを導入する前に、自社の課題の分析が重要です。

なぜなら遠隔臨場システムを導入したいと思っていても、会社によって課題は異なるからです。
たとえば工事する現場が住宅街の中か、山奥のトンネルの中かによって、必要な通信設備は変わるでしょう。

まずは自社の予算を踏まえて、どの作業を遠隔臨場に置き換えたいかを考え、必要な機能を書き出してみるのがおすすめです。

複数の端末に連携できるシステムを選ぶ

遠隔臨場を実現するには、現場の映像や音声を、通信技術を使ってシステムにつなげる必要があります。

スマートフォンやタブレットなど、複数の端末に連携できるシステムを選べば、状況に応じて使い分けることができるでしょう。
システムによっては、特定のカメラやモニターの購入を求められ、追加で費用がかかる可能性もあります。

対応OSなどの確認も重要な比較ポイントといえるでしょう。
柔軟性の高い遠隔臨場システムを検討してみてください。

機能と価格のバランスを見極める

遠隔臨場システムを導入する際は、機能と価格のバランスを踏まえて選びましょう。

ツールによっては、月額費用だけでなく初期費用が追加でかかることもありますし、安いツールを取り入れたものの必要な機能がなくて無駄になった、というトラブルは避けたいはずです。
同じ機能でもどの端末にもつなげることができるツールと、特定の端末でしか使えないツールでは追加の端末購入費がかかる場合もあります。

サービス導入前に具体的な機能や使い心地を確認できないか問い合わせてみるのもおすすめです。

まとめ

今回は遠隔臨場システムを取り入れたい会社に向けて、おすすめの遠隔臨場システムや導入前の注意点を紹介しました。

遠隔臨場を現場に取り入れるには、カメラや通信環境の整備、映像を共有するためのシステムの設置が必要です。
対応する工事現場によって、遠隔臨場を取り入れる際の課題も異なるため、まずは自社の状況を分析するのが良いでしょう。

建設現場のICT化を進めつつ遠隔臨場にも取り組みたい方には「遠隔臨場 SiteLive」がおすすめです。

「遠隔臨場 SiteLive」は遠隔臨場に特化した撮影・配信システムです。従来の監督職員が現地で立会のもと行っていた臨場確認に代えて、スマートデバイスで映像配信し、非対面で臨場が実施できることから、立会検査にかかるスケジュール調整や移動時間の削減を実現することで、働き方改革や生産性の向上に繋がるでしょう。

自社の業務効率化にお悩みの方、遠隔臨場にご興味のある方はこちらから資料をダウンロードしてください。